vida-passwd

パスワードを管理するプログラム

使い方（一般ユーザの権限で実行する場合）

vida-passwd command

削除コマンドの-d以外は省略可能で、実行したユーザがパスワードデータベースに登録されていなければパスワードエントリを作成します。登録されている場合はパスワードの変更を行います。

コマンド

-a

実在ユーザのパスワードエントリを作成する。省略可能。

-d

実在ユーザのパスワードエントリを削除する。

-c

実在ユーザのパスワードを変更する。省略可能。

使い方（ドメインの管理者権限で実行する場合）

vida-passwd command option -u user

ユーザuserのパスワードエントリを追加・削除を行ったり、パスワードの変更を行ったりする。

コマンド

-a

仮想/実在ユーザのパスワードエントリを作成する。

-d

仮想/実在ユーザのパスワードエントリを削除する。

-c

仮想/実在ユーザのパスワードを変更する。

オプション

-m

（デフォルト）パスワードエントリの処理後にvida-pwdbmakeを実行してパスワードデータベースを更新する。

-M

パスワードエントリの処理後にvida-pwdbmakeを実行しない。連続してこのプログラムを実行するときに毎回vida-pwdbmakeを実行するのを回避し、処理後に別途でvida-pwdbmakeを実行するような場合に使用する。

-r

実在ユーザの処理をする。実ドメインの場合のみ有効。

-R

（デフォルト）仮想ユーザの処理をする。

-p password

パスワードとしてpasswordを使用する。省略した場合は対話的に尋ねられる。

-P oldpassword

旧パスワードとしてoldpasswordを使用する。省略した場合は対話的に尋ねられる。

-e envstr

認証後に envstr に記述された環境変数を設定する。このオプションはエントリを作成するときのみ有効である。envstrの記述法は ucspi-tcpパッケージのtcprulesにおける環境変数の記述法と同じ形式である。つまり、NAME="VALUE"の形式で記述し、複数個を記述するときは','で区切って並べる。記述例を次に示す。

        "RCPTHOSTS='example.org',SENDERHOSTS='example.org'"