D. J. Bernstein
UNIX
daemontools
setlock はファイルをロックして別のプログラムを起動させます。
使い方
setlock opts fn child
opts は getopt 形式のオプション郡です。
fn は一つの引数です。
child は一つ以上の引数から成ります。
setlock は書き込み用に fn を開き(存在しなければ作成して)、排他ロックを適応し、child を起動させます。
通常、child が終了したときにロックは解除されます。
完全な話を書くと:
child はディスクファイル fn を示しているロックされた ofile 用の記述子が与えられます。
この ofile が次のどちらかになったときにロックは解除されます:
- その記述子を持っている全てのプロセスによって閉じられたとき
- はっきりとロックが解除されたとき
オプション
- -n:
遅延なし。
fn が別のプロセスによってロックされていたら、
setlock は諦めます。
- -N:
(デフォルト。)
遅延あり。
fn が別のプロセスによってロックされていたら、
setlock は新しいロックをかけることができるまで待ちます。
- -x:
fn が開けない(作成できない)あるいはロックできないときは、
setlock はコード 0 で終了します。
- -X:
(デフォルト。)
fn が開けない(作成できない)あるいはロックできないときは、
setlock はエラーメッセージをを出力し、非 0 コードで終了します。
訳:滝澤 隆史
Last modified: Sun Apr 16 19:58:57 2000