D. J. Bernstein
UNIX
daemontools
softlimit は新しい資源制限を伴って別のプログラムを起動させます。
使い方
softlimit opts child
opts は getopt 形式のオプション郡です。
child は一つ以上の引数から成ります。
softlimit は opts によって指定されたソフト資源制限(soft resource limits)を設定します。
それから child を起動させます。
オプション
次のオプションのどれについても、n はソフト制限(soft limit)がハード制限(soft limit)に等しく設定されることを示す = でもかまいません。
メモリ使用量制御オプション:
- -m n:
-d n -s n -l n -a n
と等しい。
- -d n:
プロセス当りのデータ・セグメントを n バイトに制限する。
- -s n:
プロセス当りのスタック・セグメントを n バイトに制限する。
- -l n:
プロセス当りのロックされた物理ページを n バイトに制限する。
このオプションはオペレーション・システムによっては有効ではない。
- -a n:
プロセス当りの全てのセグメントの総量を n バイトに制限する。
このオプションはオペレーション・システムによっては有効ではない。
- -o n:
プロセス当りの開いているファイル記述子の数を n に制限する。
このオプションはオペレーション・システムによっては有効ではない。
- -p n:
uid 当りのプロセス数を n に制限する。
- -f n:
出力するファイルのサイズを n バイトに制限する。
- -c n:
core のファイルサイズを n バイトに制限する。
効率オプション:
- -r n:
常駐設定サイズを n バイトに制限する。
この制限は物理メモリがいっぱいでない限り強要されない。
- -t n:
CPU 時間を n 秒に制限する。
この制限はプロセスが n 秒後に SIGXCPU シグナルを受けることがなければ強要されない。
訳:滝澤 隆史
Last modified: Sun Apr 16 19:10:16 2000