サブディレクトリ sub が sticky であれば、svscan は一組の supervise プロセス、sub に一つ、sub/log に一つ、を開始させ、それらの間をパイプでつなぎます。
5秒毎に、svscan は再びサブディレクトリを調べます。 新しいサブディレクトリを見つけたら、新しい supervise プロセスを開始させます。 supervise プロセスが終了している古いサブディレクトリを見つけたら、その supervise プロセスを再開させます。 sticky の場合は、データが失われないように同じパイプを再使用します。
svscan は絶えず動くように設計されています。 パイプを作成するときや supervise を動かすときに問題が生じたら、メッセージを標準エラーに出力し、5秒後に再び試します。
svscan がコマンドライン引数を与えられたら、開始時にそのディレクトリに移動します。
mkdir /service chmod 755 /service
それからシステムのブートスクリプトから svscan を起動させます。
新しいサービスを導入するためには、/service/sub からそのファイルシステムの他の場所にあるディレクトリへシンボリック・リンクを作ってください。 svscan は 5 秒以内にそのリンクを見つけ、一つの supervise プロセス、あるいは sub が sticky の場合は 2 つの supervise プロセスを開始させます。 その後、svc を使って、/service/sub でのサービスを制御できます。
サービスを除去するためには、シンボリックリンクを削除して、それから supervise プロセスを停めます:
cd /service/sub rm /service/sub svc -dx . log
Sun の sac プログラムは /etc/saf/_sactab に記述された ``port monitors'' を起動させます。