1999年9月25日更新
identd のように接続制御を必要とせず、またログをとる必要のない場合の起動スクリプトを示します。この例では同時接続数は 40 までであり、identd がむやみにたくさん起動するのを防ぐことができます。また、IDENT のピンポンを防ぐために IDENT を行わないように -R オプションを付けます。
#!/bin/sh # identd /usr/local/bin/tcpserver -HR -c 40 -u 0 -g 0 0 auth \ /usr/sbin/in.identd -w -t120 -l &
qmail の SMTP デーモン qmail-smtpd の接続制御を行い、qmail のパッケージに含まれている splogger にログを出力する場合の起動スクリプトを示します。
#!/bin/sh # qmail-smtpd exec env - PATH=/var/qmail/bin:/usr/local/bin \ tcpserver -v -c 40 -x /etc/tcp.smtp.cdb -u 7791 -g 2108 0 smtp \ qmail-smtpd 2>&1 | splogger smtpd 4 &
なお、予め syslog.conf を編集して auth レベルのログの出力を /var/log/auth, /var/log/authlog などにするようにしておきます。
qmail の SMTP デーモン qmail-smtpd の接続制御を行い、daemontools に含まれている multilog にログを出力する場合の起動スクリプトを示します。詳しくは daemontools のページを見てください。
#!/bin/sh # qmail-smtpd exec env -PATH="/var/qmail/bin:$PATH" \ tcpserver -v -c 40 -x /etc/tcp.smtp.cdb -u 7791 -g 2108 0 smtp qmail-smtpd 2>&1
目次 - tcpserver とは - インストール - 接続制御データベース - 環境変数 - オプション - 起動例 - TIPS - tcpanalog