cdbmake f ftmpcdbmake はその標準入力から一連の符号化されたレコードを読み込み、コンスタント・データベースを f に書き出します。
cdbmake は f がアトミックに更新されることを保証します。そのため、f を読み込んでいるプログラムは cdbmake が終わるのを待つ必要はありません。 最初にデータベースを ftmp に書き、その後に f の先頭に ftmp を移すということを行っているためです。 ftmp がすでに存在していたら、それは壊されます。 ftmp と f があるディレクトリは cdbmake に対して書き込み可能でなければなりません。また同じファイルシステムになければなりません。
cdbmake は ftmp が f を置き換える前に安全にディスクに書き込まれることを常に保証します。 入力が不正な形式であるあるいは cdbmake がディスクに ftmp を書き込むときに問題が生じたら、cdbmake はメッセージを出し、f を残して終了します。
cdbdumpcdbdump は標準入力からコンスタント・データベースを読み、標準出力へ cdbmake の形式でその内容を出力します。
レコードは改行が後に続く +klen,dlen:key->data のように cdbmake のために符号化されます。 ここで klen は key のバイト数で、dlen は data のバイト数です。 データの終りは改行を付加することより示されます。例えば:
+3,5:one->Hello +3,7:two->Goodbyekey と data はコロン、ダッシュ、改行、null を含んだどんな文字を含んでもかまいません。
キーとデータはメモリに収まる必要はありません。 しかし、cdbmake は一レコード毎につきおおよそ16バイトのメモリを必要とします。 データベースは4ギガバイトを越えることはできません。
f は機種間で可搬性があります。