D. J. Bernstein
Data structures
cdbのインストール
cdbget プログラム
cdbmake プログラムと cdbdump プログラム
cdbstats プログラムと cdbtest プログラム
cdb フォーマットの特徴
cdb-reading ライブラリ・インターフェース
cdb については
cdb mailing list
で議論されています。
それは何か?
cdb はコンスタント・データベースの作成と読み出しのための高速で信頼できる単純なパッケージです。そのデータベース構造から、以下の特徴を持っています:
-
高速な検索: 大きなデータベースにおいても、検索の成功時には通常2回のディスクアクセスしかしません。検索の失敗時には1回のみです。
-
低いオーバーヘッド: データベースは 2048 バイトの固定領域と一レコードにつき 24 バイト、そしてキーとデータの空間を使用します。
-
根拠のない限界がない: cdb は4ギガバイトまでのデータベースを扱えます。他に制限はありません。レコードはメモリに収まる必要さえありません。データベースは機種に依存しない形式で格納されます。
-
データベースの高速で不可分な置き換え: cdbmake は全データベースを書き換えることを他のハッシュ化パッケージよりも2桁も速くできます。
-
高速なデータベースのダンプ: cdbdump は cdbmake 互換の形式でデータベースの内容を出力します。
cdb は電子メイルのようなミッション・クリティカルなアプリケーションで使われるように設計されています。
データベースの置き換えはシステム・クラッシュに対して安全です。
読み込むソフトウェアは書き換えの間も待つ必要がありません。
再配布に関する情報
cdb パッケージを変更しなければ再配布してもかまいません。
cdb ファイルを読む必要のあるパッケージは外部 cdb ライブラリを使うよりも cdb ライブラリの必要な部分を組み込むべきです。
関連パッケージ
Tim Goodwin's
CDB_File
is a Perl interface to cdb.
Felix von Leitner's
rdbm
combines cdb with a separate journal of database updates.
cdb is used in my
qmail(日本語),
fastforward,
mess822,
ucspi-tcp
and
DNScache
packages.
訳:滝澤 隆史
Last modified: Sun Mar 5 23:48:40 2000