次のページ 前のページ 目次へ

6. Reference

6.1 コマンドラインオプション

引数なしに muttを実行すると Mutt はスプールメールボックスを読みに行きます。しかし、コマンドラインから指定してやることで他のメールボックスを読んだりコマンドラインから直接メールを送ったりすることも可能です。

-a      メールにファイルを添付する 
-b      BCCのアドレスを指定
-c      カーボンコピー (Cc) の宛先を指定する 
-e      初期化ファイルが読まれた後に実行する設定コマンドを指定 
-f      読み込むメールボックスを指定 
-F      指定したファイルから初期化コマンドを読み込む 
-h      コマンドラインオプションについてのヘルプを表示 
-H      ドラフトとしてヘッダと本文を読み出すファイルを指定 
-i      メッセージ作成時に取り込むファイルを指定 
-m      デフォルトのメールボックスの種類を指定 
-n      システムの Muttrc を読まない 
-p      延期していたメールを呼び出す 
-R      メールボックスを読み取り専用で開く 
-s      subject を指定 (空白を含むときは引用符で囲む) 
-v      バージョンとコンパイル時の定義を表示 
-x      mailx(1) の作成モードを真似る 
-y      mailboxes コマンドで指定されたファイルを含んだメニューを表示させる 
-z      メールボックスにメッセージが存在しないなら直ちに終了する 
-Z      新しいメッセージのある最初のフォルダを開く、無いなら直ちに終了する

メールボックス内のメッセージを読むには

mutt [ -nz ] [ -F muttrc ] [ -m type ] [ -f mailbox ]

新規にメッセージを作成するには

mutt [ -n ] [ -F muttrc ] [ -a file ] [ -c address ] [ -i filename ] [ -s subject ] address [ address ... ]

Mutt は準備されたメッセージを送信する batch モードにも対応しています。単に、送信したいファイルから入力をリダイレクトしてください。例えば、

mutt -s "data set for run #2" professor@bigschool.edu < /run2.dat

このコマンドにより data set for run #2 という subjectのメールが professor@bigschool.edu宛に送信されます。そのメッセージの本文はファ イル ~/run2.dat の内容になります。

6.2 設定コマンド

mutt は以下のようなコマンドを理解します。

6.3 設定用変数

abort_nosubject

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

yes にセットしてあると、メッセージ作成時に subjectプロンプトで subjectを与えなかった場合、作成を中断します。 no に設定してあると中断されません。

abort_unmodified

Type: quadoption 
Default: yes 

yesにセットされていると、メッセージの本文の編集を終えたときに何も変更が加えられていなかった場合、作成は自動的に破棄されます(そのファイルの編集を行った最初の時にのみチェックされます)。no にセットされていると変更を加えていない場合にも作成は破棄されません。

alias_file

Type: path 
Default: "~/.muttrc"

create-alias機能で生成されたエイリアスを保存するデフォルトファイル

注意: Mutt はこのファイルを自動的には読み込みません。実行するには明示的に sourceコマンドを用いてください。

alias_format

Type: string 
Default: "%4n %2f %t %-10a   %r" 

alias メニューで表示されるデータの書式を設定します。以下の printf(3) スタイルのシークエンスが使用可能です。

%a      エイリアス名 
%f      フラグ - 今のところ d は削除マークをつけられたエイリアス
%n      インデックス番号 
%r      展開されるアドレス 
%t      選択されたエイリアスを示す記号

allow_8bit

Type: boolean 
Default: yes

メールを送るときに、Quoted-Printableもしくは Base64 エンコードで 8-bit データを 7-bit に変換するかどうかを指定します。

allow_ansi

Type: boolean 
Default: no 

メッセージの中の ANSIカラーコード(とリッチテキストメッセージのカラータグ)を解釈するかどうかをコントロールします。これらのコードを含むメッセージを受け取ることははほとんどないでしょうが、受け取った場合はこのオプションがセットされているとそれに応じて色がつきます。ただし、あなたの色の設定を上書きしてしまう可能性がありますし、また安全性の問題もあります。例えば、メッセージ中に [-- PGP output follows ... というような文があって、それにあなたの添付ファイル用の色と同じ色が使われているような場合には、区別できなくなります。

alternates

Type: regular expression
Default: ""

メールを受け取る別の(alternate)アドレスを指定することができるようにするための正規表現です。どのメッセージが自分からのもので、どのメッセージが自分宛であるのかを Mutt が区別するのに使います。

arrow_cursor

Type: boolean 
Default: no 

セットしてあると、現在のエントリを示すのに、その行全体をハイライトする代わりに矢印 (->) が使われます。遅いネットワークやモデムでの接続の場合、これにより反応がはやくなるでしょう。メニューの前後のエントリに移動する際の再描画に要する時間が短縮されるためです。

ascii_chars

Type: boolean 
Default: no 

セットしてあると、スレッドや添付ファイルのツリーを表示する際に ASCII 文字を使います。デフォルトでは ACS 文字を使って表示します。

askbcc

Type: boolean 
Default: no

セットしてあると、送るメッセージを編集する前に、ブラインド・カーボン・コピー(Bcc)の送信先を聞いてきます。

askcc

Type: boolean 
Default: no 

セットしてあると、送るメッセージの本文を編集する前に、カーボン・コピー(Cc)の送信先を聞いてきます。

assumed_charset

Type: string 
Default: "us-ascii"

(jaパッチの拡張機能)文字符号化方式の指定が行われていないへッダフィールドやボディはデフォルトでは us-ascii とみなされます。 このオプションを設定すると、設定した文字符号化方式であると推定します。推定に使う文字符号化方式はコロンで区切られた複数のものを設定できます。例えば、日本語の場合では次のように設定するとよいでしょう。

set assume_charset="iso-2022-jp:euc-jp:shift_jis:utf-8"

ただし、メッセージボディの場合は最初のものしか有効ではありません。なお、このオプションは strict_mime=no を設定しないと有効になりません。

attach_format

Type: format string 
Default: "%u%D%I %t%4n %T%.40d%> [%.7m/%.10M, %.6e%?C?, %C?, %s] "

この変数で添付ファイルメニュー(attachment menu)での表示形式を記述します。つぎの printf スタイルのシーケンスが解釈されます。

%D      削除フラグ 
%d      説明書き 
%e      MIME content-transfer-encoding 
%f      ファイル名 
%I      配置 (I=inline, A=attachment) 
%m      MIME タイプのメジャータイプ 
%M      MIME タイプのサブタイプ 
%n      添付ファイル番号 
%s      サイズ 
%t      タグつけされていることを示すフラグ 
%u      アンリンク(= 削除予定)フラグ
%>X     残りの文字列を右寄せにして間を "X" で埋める 
%|X     行末まで "X" で埋める

attach_sep

Type: string 
Default: "\n" 

タグつけされた複数の添付ファイルになんらかの演算(セーブ、印刷、パイプに通すなど)を施すときに添付ファイルの間に挿入する区切り。

attach_split

Type: boolean 
Default: yes 

この変数がセットされていない場合、タグつけされた複数の添付ファイルになんらかの演算(セーブ、印刷、パイプに通すなど)を施すときに、Mutt は添付ファイルを結合してそれらをまとめて1つの添付ファイルとしてそれに演算を施します。それぞれの添付ファイルの後には $attach_sep区切りが挿入されます。セットされている場合は Mutt はそれぞれの添付ファイルに一つづつ演算を施します。

attribution

Type: string 
Default: "On %d, %n wrote:" 

返信の際に、引用したメッセージの前につける文です。printf()に似たシークエンスの完全なリストは $index_formatの節を参照してください。

autoedit

Type: boolean 
Default: no

$edit_headers変数といっしょにセットしてある場合は他のメッセージに返信する際に、最初の send-menu を飛ばし、直ちにメッセージ本文の編集をはじめます。ただし、本文編集後には send-menu にいく場合もあります。

fast_replyも見てください。

auto_tag

Type: boolean 
Default: no

セットしてある場合は、インデックスメニューにある一つのメッセージに働くコマンドが、タグの付いた全てのメッセージに適用されます。セットされていない場合は、すべてのタグづけされたメッセージにコマンドを適用するには、 tag-prefix コマンド(デフォルトは ;)を適用するコマンドの前につけなければなりません。

beep

Type: boolean 
Default: yes

この変数が set してあると、エラーが起こったときに音を鳴らします。

beep_new

Type boolean 
Default: no 

この変数がセットしてあると、新しいメールが来たことを知らせるメッセージを表示する際にビープ音を鳴らします。これは beep変数の設定とは独立しています。

bounce_delivered

Type boolean 
Default: yes 

この変数がセットされているとメッセージを中継するときに Delivered-Toへッダをつけます。Postfixのユーザーはこの変数を unsetしたほうがいいでしょう。

charset

Type: string 
Default: ""

テキストデータを表示したり入力するときに使う端末の文字セットです。

check_new

Type: boolean 
Default: yes 

注意: このオプションは maildir および MH 形式のメールボックスに対してのみ効果を持ちます。

セットしてあると、メールボックスを開くときに新しいメールをチェックします。とくに MH 形式のメールボックスに対しては、この操作はディレクトリと各ファイルが既に読んだものかどうか調べるのに、しばらくの時間を要します。check_new がセットされていない場合は、メールボックスを開くときに、新しいメールのチェックはされません。

collapse_unread

Type: boolean 
Default: yes

セットされていない場合は、Muttはスレッドに未読のメールが含まれている場合はそのスレッドを折り畳みません。

create_rfc2047_parameters

Type: boolean
Default: no

(jaパッチの拡張機能)この変数を設定すると、Muttは添付ファイルのファイル名として次のようなRFC2047形式で符号化されたパラメータを Content-Typeフィールドに追加します。

name="試験.txt"

注記: このようなRFC2047形式の符号化の使用は規格により明示的に禁止されています。受信者のメイラーがRFC2231形式のパラメータを解析できない場合のみ、この変数を設定してください。なお、このオプションは strict_mime=no を設定しないと有効になりません。

uncollapse_jump

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットしてある場合は、カーソルのあるスレッドが折り畳まれていない場合のみ、次のまだ読んでいないメッセージにジャンプします。

compose_format

Type: string 
Default: "-- Mutt: Compose  [Approx. msg size: %l   Atts: %a]%>-" 

メール作成(Compose)メニューのステータスラインのフォーマットを設定します。これらの文字列は atatus_formatと似たものですが、次の独自の printf()に似た文字列も使えます。

%a     添付ファイルの総数
%h     ローカルホスト名
%l     メッセージのバイト数で表したおおよそのサイズ
%v     Muttのバージョン

compose_formatをどのように設定するかについてのより詳しい説明は status_formatを見てください。

confirmappend

Type: boolean 
Default: yes

セットしてあると、すでに存在するメールボックスにメッセージを追加しようとした時にも確認のプロンプトを出します。

confirmcreate

Type: boolean 
Default: yes 

セットしてあると、まだ存在していないメールボックスにメッセージを保存しようとした時に、その作成の前に確認のプロンプトを出します。

connect_timeout

Type: number 
Default: 30 

IMAPや POPを使う場合に、この変数で設定した秒数が過ぎても接続が確立されない場合はネットワークコネクションをタイムアウトします。負の値が与えられた場合は、Muttは接続が確立するまでいつまでも待ちます。

copy

Type: quadoption 
Default: yes 

この変数は、後の参照のために送信するメッセージのコピーをとっておくかどうかを制御します。参照: $record, $save_name, $force_name, $fcc-hook

date_format

Type: string 
Default: "!%a, %b %d, %Y at %I:%M:%S%p %Z" 

この変数は、 $index_formatにおいて %d シークエンスにより日時を表示する際の書式を制御します。これは、strftimeコールに渡されて、日時を返します。正確な書式は strftime(3) のマニュアルを参照してください。

文字列中の最初の文字が感嘆符(!)でないなら、月と曜日の名前は $locale変数で指定されたロケールによって展開されます。もし文字列中の最初の文字が感嘆符なら、感嘆符は捨てられて以下の文字列中の月と曜日の名前は Cロケール(US English)で展開されます。

default_hook

Type: string 
Default: "f %s !P | (P C %s)" 

この変数は send-hook, message-hooks, save-hook, fcc-hookを記述するときに、完全な検索パターンを指定するかわりに単に正規表現のみを指定した場合に、どのように解釈するかをコントロールします。フックの展開は宣言されたときに行われます。ですから、なんらかのフックを宣言した場合は、その時のこの変数の値によって解釈されます。デフォルトの値がマッチするのは、正規表現にマッチするユーザーからのメッセージか、自分で出したメッセージ(もしくは $alternatesで指定したアドレスからのメッセージ)であれば正規表現にマッチするユーザーが To: フィールドか CC: フィールドに指定されているメッセージです。

delete

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

メールボックスを閉じたり同期させたりしたときに、メッセージを本当に削除するかどうかを指定します。 yes にセットしてあると、削除マークされたメッセージは、問い合わせなしに自動的に消去されます。 no にセットしてあると、削除マークされたメッセージはメールボックスに残されます。

delete_prefix

Type: boolean 
Default: unset

(jaパッチの拡張機能)設定するとメーリングリストにおける Subjectフィールドのプレフィックス([prefix:0123]のようなもの)をインデックス画面および返信時のメッセージで削除します。削除するプレフィックスのパターンは $delete_regexpで記述できます。

delete_regexp

Type: regular expression 
Default: "^(\[[A-Za-z0-9_.: \-]*\][ ]*)"

(jaパッチの拡張機能) $delete_prefix で用いられる正規表現です.

delete_untag

Type: boolean 
Default: yes 

このオプションがセットされていると削除のマークがつけられたときにメッセージのタグが消されます。これは明示的に削除されるときや、または他のフォルダに保存するときに適用されます。

digest_collapse

Type: boolean 
Default: yes 

このオプションを設定すると、revattachメニューでダイジェストの各々のメッセージのサブパートが表示されません。サブパートを見る場合は、vを押してください。

display_filter

Type: path 
Default: "" 

この変数はメッセージ用のフィルタに使うコマンドを設定します。メッセージが読まれる場合は、メッセージが標準入力として $display_filterに渡されフィルタ後のメッセージを標準出力から読み取ります。

dotlock_program

Type: path 
Default: "/usr/local/bin/mutt_dotlock" 

Muttで使われる mutt_dotlock (8)のバイナリのあるパスを指定します。

dsn_notify

Type: string 
Default: "" 

注意: Sendmail 8.8.x かそれ以降を使っているのでなければ、これを使わないでください。

送信通知が返されたときのリクエストを設定する変数です。文字列は以下のうちのいくつかをコンマで区切ったリスト(スペースを入れてはいけません)から成ります: never は通知をリクエストしません。failureは伝達が失敗したときに通知をリクエストします。delay はメッセージが遅延したときに通知されます。success は伝達成功の通知をします。

例: set dsn_notify="failure,delay"

dsn_return

Type: string 
Default: "" 

注意: Sendmail 8.8.x かそれ以降を使っているのでなければ、これを使うべきではありません。

この変数は DSN メッセージの中に含まれて戻ってくる自分のメッセージの量をコントロールします。hdrs にセットしているとメッセージのヘッダーのみが戻り、 full にセットしているとすべてのメッセージが戻ってきます。

例: set dsn_return=hdrs

duplicate_threads

Type: boolean 
Default: yes 

この変数はスレッド単位でソートしているときに同じメッセージ IDをもつメッセージをどのように扱うかを決めます。この変数が設定されている場合には、同じメッセージ IDをもったメッセージはお互い同一のものとして考えられ、スレッドダイアグラムの中で等号(=)をつけて表示されます。

edit_headers

Type: boolean 
Default: no

このオプションにより、メッセージの本文を編集するときに同時にヘッダも編集できるようにできます。

editor

Type: path
Default: "" 

この変数でメッセージを作成するときに使うエディタを指定します。デフォルトは環境変数 $VISUAL, $EDITORの値、または "vi"

encode_from

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると始めに Fromがついている行を含んだメッセージを quoted-printableに符号化します。メッセージの伝送中にトランスポートエージェントによってメールが変形されるのを防ぐのに有効です。

envelope_from

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると muttは From: へッダに書かれた人をメッセージの封筒(envelope)の送り手とします。これはこの情報を sendmailの -fオプションにつけることを意味します。したがってすでに自分で -fオプションを $sendmailのコマンドラインオプションで使っている場合や、あなたが使っている sendmailがこのオプションをサポートしていない場合にはこの変数をセットしないでください。

escape

Type: string 
Default: "~"

内蔵エディタの機能を使うのに用いるエスケープ文字。

fast_reply

Type: boolean 
Default: no

セットしてあると、メッセージに返信するときの受取人と subjectの入力プロンプトを省略します。転送のときは、subject のプロンプトが省略されます。

注意: この変数は $autoedit変数がセットされていると無効です。

fcc_attach

Type: boolean 
Default: yes 

この変数は、送信するメッセージの添付ファイルを本文とともに保存するかどうかを制御します。

fcc_clear

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、実際のメッセージが暗号化されたり署名されたりしている場合でも FCCは暗号化も署名もされずに保存されます。

file_charset

Type: string 
Default: null

(jaパッチの拡張機能)テキストファイルを添付する場合の想定される文字符号化方式を設定します。コロンで区切られたリストとして記述できます。例えば、日本語を使う場合は次のように設定します。

set file_charset="iso-2022-jp:euc-jp:shift_jis:utf-8"

iso-2022-* を使う場合は必ずリストの先頭に持ってきてください。このオプションが設定されていない場合は、 $charset で指定したものが代わりに想定されます。

folder

Type: path 
Default: "~/Mail" 

メールボックスのデフォルトの場所を指定します。パス名の最初の `+' もしくは `=' はこの変数の値へと展開されます。もし、この値をデフォルトの値から変更する場合は、`+' もしくは `=' を他の変数で使う前にこの割り当てが行われるように注意する必要がある、ということに気をつけてください。なぜなら展開は `set' コマンドの時点で起きるからです。

folder_format

Type: string 
Default: "%2C %t %N %F %2l %-8.8u %-8.8g %8s %d %f" 

この変数によりファイル・ブラウザーの表示を自分好みにカスタマイズすることができます。この文字列は $index_formatに似ていますが、独自の printf()に似たシークエンスのセットがあります。

%C

現在のファイル数

%d

フォルダが最後に変更された日付/時刻

%f

ファイル名

%F

ファイルのパーミッション

%g

グループ名(もしなければ GID の値)

%l

ハードリンク数

%N

フォルダに新しいメールがあるなら N、そうでないなら空白

%s

サイズ [bytes]

%t

もしファイルがタグづけされていればアステリスク(*)、それ以外は空白

%u

所有者名 (もしなければ UID の値)

%>X

残りの文字列を右寄せにして間を "X" で埋める

%|X

行末まで "X" で埋める

followup_to

Type: boolean 
Default: yes

メールを送信するときに自動的に Mail-Followup-Toヘッダーを付加するかどうかをコントロールします。セットされていると、subscribeまたは listsコマンドで指定されているメーリングリストに返信するときは自動的にこのフィールドを生成します。

このフィールドの目的は、もしメーリングリストに当てられているメッセージであれば、そのコピーを一つだけ受けとることを指定することで、送信したメッセージへの返信を複数受けとることを避けることです(また、そうしてグループ返信を使うときに自分自身のアドレスを含める必要がなくなります)。

このフィールドには二つの目的があります。一つめはメーリングリストに送った自分のメッセージに対する返信のいくつものコピーを受け取らないようにすること。二つめは購読していないメーリングリストに返信を送った場合にはそれをメーリングリスト経由ではなく、ちゃんと受け取ることを保証することです。このへッダは購読しているメーリングリストのアドレスのみを含む場合も、メーリングリストのアドレスと購読していないメーリングリスト用に自分自身のアドレスを含む場合もあります。このへッダを使わずにグループ返信を使うと購読しているメーリングリストに送った自分のメッセージに返信を送った場合には自分のアドレスに直接に配送されるのととメーリングリスト経由で配送されるのとの同じメッセージの2つのコピーを受け取ることになります。

force_name

Type: boolean 
Default: no

この変数は $save_nameと似ていますが、メールボックスがたとえ存在しなくても、送信するメッセージの受信者のアドレスのユーザー名のメールボックスにコピーを格納します。

$record変数も参照してください。

forward_decode

Type: boolean 
Default: yes 

この変数はメッセージを転送するときに、複雑な MIMEメッセージを text/plainにデコードするかどうかをコントロールします。メッセージのヘッダーも RFC2047に従うデコードが施されます。 $mime_forward変数がセットされていない場合にのみこの変数は使われ、そうでなければ $mime_forward_decode変数がかわりに使われます。

forward_format

Type: string 
Default: "[%a: %s]"

この変数は転送するメッセージのデフォルトの Subject をコントロールします。シークエンスの形式は $index_format変数の形式と同じです。

forward_quote

Type: boolean 
Default: no 

セットされていると(そして $mime_forwardが unsetされているなら)転送するメッセージはメールの本文に取り込まれ、 $indent_stringを使って引用符がつけられます。

from

Type: e-mail address 
Default: "" 

この変数はデフォルトの Fromアドレスを設定します。この設定を(send-hookを使って)my_hdrや $reverse_nameで上書きできます。

デフォルトは EMAIL環境変数で設定されているものです。

gecos_mask

Type: regular expression 
Default: "^[^,]*" 

muttがエイリアスを展開するときにパスワードファイルの GECOSフィールドを解析するための正規表現を指定します。デフォルトではこの正規表現は "^[^,]*"になっていて、はじめのコンマ(,)までの文字列を返します。もし GECOSフィールドが lastname, firstnameの形で文字列を入れていたなら、gecos_mask=".*"にした方がいいでしょう。

例えばユーザIDが stevefで本当の名前が Steve Franklinである人にメールを書くとしましょう。もし muttがこのアドレスを "Franklin" stevef@foo.barと展開したならば、gecos_maskをフルネームにマッチするように("Franklin"を "Franklin, Steve"に変えるように)設定する必要があります。

hdrs

Type: boolean 
Default: yes

セットされていないと my_hdrコマンドで普通は追加されるヘッダーフィールドが生成されません。生成させるには、新しくメッセージを作成したり返信したりする前にこの変数のセットを外さなければなりません。セットされていると、ユーザーが定義したヘッダーフィールドがすべての新規のメッセージに追加され ます。

header

Type: boolean 
Default: no

セットされていると、Muttは返信しようとしているメッセージのヘッダーを編集バッファーに含めるようになります。それには $weedの設定が使われます。

help

Type: boolean 
Default: yes

セットされていると、それぞれのメニューでの主な機能に関するキー・バインディングを表示するヘルプ行が、スクリーンの最初の行に表示されます。

注意: 機能へのキーの割り当てが一つのキー・ストロークではなく、連続したキー・ストロークに割り当てられている場合、バインディングは正しく表示されません。また、Muttを起動している際にバインディングを変更しても、その変更は反映されません。この変数は主に初心者のために作られたものですから、これら両方とも大きな問題ではないはずです。

hidden_host

Type: boolean 
Default: no

この変数がセットされているとアドレスにドメインパートを追加するときに $hostname変数のホストネームのパートをスキップします。この変数はメッセージIDの生成に影響を与えません。また、第一レベルのドメインを切り取ってしまうこともありません。

hide_limited

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、スレッド内に抜けているメッセージがあることを表示しません。

hide_missing

Type: boolean 
Default: yes 

この変数がセットされていると、スレッド内に limit を使って隠されているメッセージがあることを表示しません。

hide_top_limited

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、スレッドの一番前のメッセージが抜けていることを表示しません。ただし、 $hide_limitedがセットされていると、この変数は効果を持ちません。

hide_top_missing

Type: boolean 
Default: yes 

この変数がセットされていると、スレッドの一番前に limit を使って隠されているメッセージがあることを表示しません。ただし、 $hide_missing変数がセットされていると、この変数は効果を持ちません。

history

Type: number 
Default: 10 

この変数は履歴バッファーのサイズ(記憶される文字列の数で)をコントロールします。バッファーは変数がセットされる度にクリアされます。

honor_followup_to

Type: quadoption 
Default: yes 

この変数はメッセージにグループリプライする場合に Mail-Followup-Toへッダを使うかどうかをコントロールします。

hostname

Type: string 
Default: ""

ローカルなメールアドレスで使われる @ 以降のホスト名を指定します。これは、コンパイル時に /etc/resolv.conf から取得された定義を上書きします。

ignore_list_reply_to

Type: boolean 
Default: no

この変数は、メーリングリストからのメッセージに返信するときの返信の動作に影響します。セットされていると、Reply-To: フィールドの値が To: フィールドの値と同じ場合、Mutt は、Reply-To: フィールドは自動的にそのメーリングリストに返信するようにメーリングリストによって設定されていると見做し、このフィールドを無視します。この変数がセットされている時に、直接メーリングリストに返信する際は list-reply 機能を使ってください。 group-replyは Senderとメーリングリスト両方に返信します。

imap_authenticators

Type: string 
Default: "" 

これは muttが IMAPサーバにログインする場合の認証方法を、使いたい順番にコロンで区切って指定します。認証方法は loginか IMAP 'AUTH=xxx'文字列の右側に来ることのできるもの、つまりdigest-md5、gssapi、cram-md5です。もしこの変数が設定されていない場合は(これがデフォルトです)一番安全な方法から順番に利用可能な方法を試していきます。

例: set imap_authenticators="gssapi:cram-md5:login"

注意: 前の認証方法が利用可能でない場合のみ、次の認証方法を試します。もしある認証方法が利用可能ではあるが認証に失敗した場合は、IMAPサーバに接続しようとはしません。

imap_delim_chars

Type: string 
Default: "/." 

これは IMAPのパスを表示するときにフォルダの区切りに使う文字を設定します。folder変数にショートカット「=」を使っている場合に便利です。

imap_force_ssl

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、Muttは IMAPサーバに接続するときに常に SSLを使います。

imap_home_namespace

Type: string 
Default: "" 

普通は IMAPブラウザの中で INBOXのそばに個人用のフォルダを並べて置きたいと思います。もしそれ以外のものを見たい場合には、この変数にあなたのフォルダの IMAPパスを設定してください。

imap_keepalive

Type: number 
Default: 900 

この変数は、開いているIMAP接続をサーバー側から切断されないように確かめに行くまでの最大の時間を秒数で設定します。デフォルトは RFC で決められたサーバーがクライアントからの要請なしで接続を閉じることのできる最小の時間(30分)になっています。しかし、実際は RFC を守っていないサーバーが多数あるので、IMAPサーバーから短い時間で、通信していないとして接続を切られる場合にはこの変数の値を減らしてください。

imap_list_subscribed

Type: boolean 
Default: no 

この変数は IMAPフォルダの一覧を見るときに登録しているフォルダだけを表示するのか、それともすべてのフォルダを表示するのかを設定します。これは IMAPブラウザの中で toggle-subscribedコマンドを使って変えることができます。

imap_pass

Type: string 
Default: ""

IMAPアカウントのパスワードを指定します。セットされていない場合、fetch-mail機能が起動されたときにパスワードを入力するように促します。警告: 絶対安全だと確信が持てるマシン上でのみこのオプションを使ってください。たとえ自分だけしか muttrcを読めないようにしておいても、スーパーユーザーは読むことができるからです。

imap_passive

Type: boolean 
Default: yes 

この変数が設定してあると新しいメールのチェックのために新たに IMAPサーバへの接続をしません。すでに接続している IMAPコネクションだけをメールチェックに使います。これは muttが IMAPコネクションを開くときにユーザ名、パスワードを聞いてくるのがうっとうしい場合や、新しく接続するのに時間がかかる場合に便利です。

imap_peek

Type: boolean 
Default: yes 

この変数が設定してあると、サーバからメッセージを取ってくるたびに Muttがメッセージに勝手に既読のマークをつけるのを避けることができます。通常はこの変数を設定しておくといいのですが、これは IMAPフォルダを閉じるのがすこし遅くなるという副作用を持ちます。このオプションはこれを避けてすこしでも早くしたいスピードマニアのためのものです。

imap_servernoise

Type: boolean 
Default: yes 

この変数をセットしておくと、muttは IMAPサーバからの警告をエラーメッセージとして表示します。これらIMAPサーバからの警告はほとんどの場合無害であるか、またサーバ側の設定に問題がありユーザがどうにもできない問題なので、普通は表示させなくてもいいでしょう。

imap_user

Type: string 
Default: ""

IMAP サーバーにログインするときのログイン名です。デフォルトはローカルマシン上のあなたのユーザ名です。

implicit_autoview

Type: boolean 
Default: no 

yes にセットされていると、内蔵のビューワーで定義されていない MIME 添付ファイルすべてに対して、mailcap エントリーで copiousoutput フラグがセットされていないかどうかチェックします。もし、そうしたエントリーが見つかればそのエントリーで定義されているビューワーを使ってボディ部をテキスト形式に変換します。

include

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

返信する際にもとのメッセージのコピーを返信メッセージに含めるかどうかをコントロールします。

indent_string

Type: string 
Default: "> " 

返信メッセージの中で、引用する行それぞれに前置する文字列を指定します。デフォルトの値から変更しないことを強く勧めます。なぜなら、これ以外の文字列を使った場合、狂信的なネットの住人を扇動する可能性が高いからです。

index_format

Type: format string 
Default: "%4C %Z %{%b %d} %-15.15L (%4l) %s" 

この変数を使うことで、メッセージ・インデックスの表示を自分好みにカスタマイズできるようになります。

表示用の文字列は C の printf 関数で出力の整形するのに使われる文字列に似ています(詳しくは man ページをご覧下さい)。Mutt では次の文字列が定義されています。

%a

著者のアドレス

%b

オリジナルのメッセージフォルダーのファイル名(メールボックスだと考えてください)

%B

手紙が送られたリスト、もしくはフォルダー名 (%b)

%c

メッセージの文字数(バイト数)

%C

現在のメッセージ番号

%d

メッセージの日付と時刻。Senderのタイムゾーンに変換され、date_formatで指定されるフォーマットで表示されます。

%D

メッセージの日付と時刻。ローカル・タイムゾーンに変換され、date_formatで指定されるフォーマットで表示されます。

%e

スレッドの中での現在のメッセージ番号

%E

スレッドの中のメッセージ数

%f

完全な From: 行 (アドレス + 名前)

%F

送り手の名前。もしくは自分が出したメッセージであれば受信者の名前

%i

現在のメッセージの Message-ID

%l

メッセージの行数

%L

もし To または CCへッダフィールドのアドレスがユーザーの lists コマンドで設定されている場合には To <list-name>と表示される。それ以外の場合は %Fと同じ。

%m

メールボックスにあるメッセージの合計数

%M

スレッドが折り畳まれている場合、隠れているメッセージの数

%N

メッセージのスコア

%n

送り手の本当の名前(ない場合は、アドレス)

%O

(オリジナルのセーブフォルダー) メッセージが以前にこっそりとおかれていた場所: リスト名、もしくは受信者の名前

%s

メッセージの Subject

%S

メッセージのステータス (N/D/d/!/*/r)

%t

To: フィールド (受信者)

%T

$to_chars文字列から得られる適切な文字

%u

送り手のユーザー(ログイン)名

%v

送り手のファーストネームか、もしくは自分が出したメッセージであれば受信者の名前

%y

(もしあれば) x-labelフィールド

%Y

x-labelフィールドがある場合、次の条件を満たせば x-labelを表示。(1)スレッドツリーの一部でない、(2)スレッドツリーの一番上にある、または (3)前のメッセージの x-labelと異なる x-labelを持つ。

%Z

メッセージの状態を示すフラグ

%{fmt}

日付と時刻は Senderのタイムゾーンに変換されます。fmtは strftimeシステムコールによって展開されます。ビックリマーク(!)を前置することでロケールを無視させることができます。

%[fmt]

日付と時刻はローカルのタイムゾーンに変換されます。fmtは strftimeシステムコールによって展開されます。ビックリマーク(!)を前置することでロケールを無視させることができます。

%(fmt)

メッセージを受信したときのローカルの日付と時刻です。fmtは strftimeシステムコールによって展開されます。ビックリマーク(!)を前置することでロケールを無視させることができます。

%<fmt>

ローカルの現在の時刻です。fmtは strftimeシステムコールによっ て展開されます。ビックリマーク(!)を前置することでロケールを無視させることができます。

%>X

残りの文字列を右寄せにして間を "X" で埋める

%|X

行末まで "X" で埋める

参照: $to_chars

ispell

Type: path
Default: "/usr/bin/ispell" 

ispell(GNU のスペルチェックソフトウェア)を起動する方法

keep_flagged

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、フラグがついた既読のメッセージまたは mbox-hookコマンドの結果としてマークされた既読のメールはスプールメールボックスから $mboxに移動されません。

locale

Type: string 
Default: "C" 

日付の形式を整える strftime(3) でつかわれるロケールを指定します。有効な値は、システムが LC_TIME に受け付ける文字列です。

mail_check

Type: number 
Default: 5 

この変数はどのくらいの頻度で Mutt が新着のメールをチェックするかを(秒単位で)指定します。

mailcap_path

Type: string 
Default: "" 

この変数は、Mutt が直接サポートしていない MIME ボディを表示しようとする時に、どのファイルに問い合わせるのかを指定します。

mailcap_sanitize

Type: boolean 
Default: yes

セットされていると、mailcap での "%" の展開可能文字を、正しく定義されている安全な文字セットになるように制限します。これは安全性の高い設定ではありますが、もしかすると複雑な MIME 設定がうまく動作しなくなることもあるかもしれません。

注意!! 自分が何をやろうとしているのか、よく分からないままこの設定を変更しないでください!

maildir_trash

Type: boolean 
Default: no 

この変数が設定されていると、削除マークのついたメッセージを消すかわりに maildirの (T)rashedフラグをつけて保存します。注意:このオプションは maildirスタイルのメールボックスでのみ有効です。それ以外のメールボックスでは何の効果も持ちません。

mark_old

Type: boolean 
Default: yes 

この変数は、新着のメッセージと古い未読のメッセージを区別するかどうかをコントロールします。デフォルトでは、新着のメッセージを読まずにメールボックスを出た場合、Mutt はそれらを古い未読のメッセージとマークします。次に Mutt を起動した時、それらのメッセージはインデックスメニューで後ろに "O" マーク付きで表示されます。これは、それらが古いメッセージであることを意味します。Muttが未読メッセージをすべて新着メッセージとして扱うようにするには、この変数をアンセット(unset)してください。

markers

Type: boolean 
Default: yes

内蔵のページャーで、折り返される行の表示をコントロールします。セットされていると、折り返される行の最初に "+" マーカーが表示されます。 $smart_wrap変数も参照してください。

mask

Type: regular expression
Default: "!^\.[^.]" 

ファイルブラウザーで使われる正規表現です。オプションとして、NOT 演算子 "!" が前置されています。このマスクにマッチするもののみが表示されます。また、マッチは常に大文字小文字を区別して行われます。

mbox

Type: path 
Default: "~/mbox" 

この変数で、 $spoolfileフォルダで読みこんだメールを格納するフォルダを指定します。

mbox_type

Type: folder magic
Default: mbox 

新しいフォルダを作成する際のデフォルトのメールボックスのタイプを指定します。mbox, MMDF, MH, Maildir のどれかです。

metoo

Type: boolean 
Default: no 

アンセット(unset)になっていると、メッセージに返信する際に受信者のリストから自分のアドレスを削除します。

menu_scroll

Type: boolean 
Default: no 

セットされているとスクリーンの境界を越えようとした時に、メニューは1行ずつ上下にスクロールされるようになります。アンセットになっていると、メニューのスクリーンはいったんクリアされ、次や前のページが表示されます(遅い接続を使っている場合に、なんども再描画されるのを避けることがで きます)。

meta_key

Type: boolean 
Default: no 

セットしていると、Muttがハイビット(8ビット)セットのキーストロークを解釈するようになります。ユーザーがまず ESC キーを押し、それからその8ビット目を削除したときに残るなんらかのキーを押したように振る舞います。例えば、押されたキーが ASCII 表示で 0xf4 の値を持っているとすると、まず ESC キーを押しそれから "x" を押したように振る舞います。これは "0xf4" のハイビットを削除した残りは "0x74" になり、つまり "x" という ASCII 文字になるからです。

mh_path

Type:string
Default: unset

(jaパッチの拡張機能) mh_path で ~/Mailなどと指定しておくと .mh_sequences がなくても ~/Mail以下の subdirectory で他の folder 条件に引っ掛からず、 なおかつ、さらにその下に subdirectory を持たない directory は MH folder として解釈するようになります。 他の MH tool で生成した folder を mutt で扱う際の "xxx はメールボックスではありません" の誤判定を減らせます。

mh_purge

Type: boolean 
Default: no 

アンセットされていると、Mutt は MH の振る舞いをまねるようになります。つまり MHフォルダで削除されたメッセージは、実際に削除されるかわりに ,<old file name> という名前にリネームされて残されます。セットされていると、メッセージはそのまま削除されます。

mh_seq_flagged

Type: string 
Default: "flagged" 

フラグがつけられたメッセージに使う MHシークエンスの名前

mime_forward

Type: quadoption 
Default: no

セットされていると、転送するメッセージは本文に含まれるのではなく、MIME パートとしてわけて添付されます。MIME メッセージを転送する際に、受信者がもともとの送信者からあなたに配送されたとおりのメッセージの形で適切に閲覧することができるという点で便利です。もしMIME メールであるかどうかによって振る舞いを変更したければ、 "ask-no" もしくは "ask-yes" をこの変数にセットしてください。

$forward_decode$mime_forward_decodeも参照してください。

mime_forward_decode

Type: boolean 
Default: no

$mime_forwardがセットされている時に、複雑な MIMEメッセージを text/plainにデコードするかどうかをコントロールします。それ以外はかわりに $forward_decodeを使います。

mime_forward_rest

Type: quadoption 
Default: yes 

いくつもの MIMEメッセージの添付ファイルがついたメールをフォワードする場合に、このオプションがセットされているとうまくデコードできない添付ファイルは新しく編集しているメッセージに添付されます。

mix_entry_format

Type: string 
Default: "%4n %c %-16s %a" 

この変数は mixmastar用のチェーンを選ぶ画面のリメイラ行のフォーマットを指定します。次の printfに似た文字をサポートしています。

%n

メニュー上での番号

%c

リメイラの能力

%s

リメイラの短い名前

%a

リメイラのメイルアドレス

mixmaster

Type: path 
Default: "mixmaster" 

この変数であなたのシステムの Mixmasterのバイナリへのパスを指定します。ここで指定されたバイナリが様々なパラメータを使って既存のリメイラのリストを得たり、最終的に mixmasterのチェーンを通してメッセージを送るのに使われます。

move

Type: quadoption 
Default: ask-no 

既読のメッセージをスプールメールボックスから $mbox、もしくは、 mbox-hookコマンドによって指定されるメールボックスに移動するかという問い合わせを行うかどうかをコントロールします。

message_format

Type: string 
Default: "%s" 

この文字列は attachmentメニューで message/rfc822 タイプの添付ファイルに対して用いられます。定義されているすべてのエスケープシーケンスのリストに関しては $index_formatをご覧下さい。

msgid

Type: boolean 
Default: set

(jaパッチの拡張機能) この変数がセットされていると、メール送信時に Mutt自身が Message-Id: を生成します。MTAに Message-Id: を生成させたい場合は設定を解除します。

msgid_use_from

Type: boolean 
Default: set

(jaパッチの拡張機能)このオプションが設定されていると, Message-ID フィールドに使う文字列を $hostname の代わりに $fromで設定した文字列(メールアドレス)を使います。そのため, Message-ID のユニーク性が高まります。例えば、次のように設定してある場合,

set msgid_use_from=yes 
set realname="D Vader" 
set from="vader@deathstar.empire"

次のような From と Message-ID を生成します。

Message-ID: <20000907080905.A5250%vader@deathstar.empire> 
From: D Vader <vader@deathstar.empire>

pager

Type: path 
Default: "builtin" 

この変数はメッセージを閲覧するときにどのページャーを使うのかを指定します。 builtinは内蔵ページャーを使うことを意味します。それ以外は、この変数で使いたい外部ページャーのパスを指定します。

外部ページャーを使うとちょっと不便なところもあるかもしれません。Muttの機能を直接ページャーから呼び出すことができないため、余分なキーストロークが必要になります。また、スクリーンの幅を変更するとヘルプメニューのフォーマットがおかしくなります。

pager_context

Type: number 
Default: 0 

この変数は、内蔵ページャーで次のページや前のページを表示するときに前後をどれだけの行見せてスクロールするかをコントロールします。デフォルトではスクリーンの最下行の1行下の行を最上行として表示します(つまり、値 は0です)。

pager_format

Type: string 
Default: "-%Z- %C/%m: %-20.20n   %s"

この変数は内蔵ページャーもしくは外部ページャーの中でそれぞれのメッセージの前の1行メッセージ "status"の形式をコントロールします。有効なシーケンスは $index_formatの章にリストされています。

pager_hdrs_only

Type: boolean 
Default: unset

(jaパッチの拡張機能)インデックスからメッセージを選択したときに、すぐに本文を表示するかを決めます。セットされていると最初はヘッダ部しか表示せず、ページ送りや行送り動作を行なった時点で本文が表示されます。

pager_index_lines

Type: number 
Default: 0 

ページャーを表示しているときに表示される小インデックスの行数を指定します。現在のメッセージは、フォルダーの最上行もしくは最下行に近い位置以外の場所では、この小インデックスで約 1/3の位置に表示されます。これは現在のメッセージの前後のいくつかのメッセージを知ることができるようにするためです。これは、例えば現在のスレッドに未読のメッセージがいくつ残っているのかを知りたいときに便利です。指定する行数のうちの1行はインデックスのステータスバーに使われますので、"pager_index_lines"を 6に指定したとすると実際のインデックスは 5行表示されることになります。値を 0に設定すると小インデックスは表示されません。現在のフォルダーにあるメッセージ数が "pager_index_lines" の値より少ない場合は、全て表示します。

pager_spoil

Type: boolean 
Default: unset

(jaパッチの拡張機能) $pager_hdrs_only がセットされているときの本文の表示の仕方を決めます。セットされていると、本文の文字を $pager_spoiler に指定されたキャラクタで置き換えます。セットされていなければ本文の行数だけ空行を出力します.

注意: セットされていないとき、本文の行数は実際のメールの行数をもとに計算します。ファイルが添付されている場合や本文が折り返されて表示される場合には、出力される空行数と本文を表示したときの行数とが合わなくなりま す。

pager_spoiler

Type: string 
Default: "*"

(jaパッチの拡張機能) $pager_hdrs_only$pager_spoil がセットされているときに本文の文字を置 き換えるキャラクタを指定します。

pager_stop

Type: boolean 
Default: no

セットされていると、内蔵ページャーを使っていてメッセージの終わりの位置を表示している場合 "next-page"機能を起動したときに、次のメッセージに移動しなくなります。

pgp_autosign

Type: boolean 
Default: no 

この変数をセットしていると、出ていくメッセージに常に PGP/MIME署名しようとします。署名が要求されない場合や、暗号化が必要な場合に、"pgp-menu"を使って変更することができます。

pgp_autoencrypt

Type: boolean 
Default: no

この変数をセットしていると、出ていくメッセージを常に PGP/MIME暗号化しようとします。おそらく、"send-hook"コマンドと組み合わせて使うと便利でしょう。暗号化が要求されない場合や署名が必要な場合に、"pgp-menu"を使って変更することができます。

pgp_ignore_subkeys

Type: boolean 
Default: yes 

この変数を設定すると Muttは OpenPGPのサブキーを無視します。そしてその代わりに第一キー(principal key)がサブキーに継承されます。キーセレクションで色々遊びたいならこの変数を設定しない方がいいでしょう。

pgp_entry_format

Type: string 
Default: "%4n %t%f %4l/0x%k %-4a %2c %u" 

この変数で PGP鍵の選択メニューを自分用に設定できます。使うことのできる文字列は $index_formatと似てますが、それ以外にも printfに似た命令を使えます。

%n

番号

%k

鍵のID

%u

ユーザID

%a

アルゴリズム

%l

鍵の長さ

%f

フラグ

%c

能力(capabilities)

%t

key-uidの伴う鍵の信用度

%[<s>]

鍵の日付、<s>は strftime(3)で使われる表現

pgp_good_sign

Type: regular 
expression Default: "" 

この変数にテキストを設定すると、 $pgp_verify_commandがそのテキストを含んでいた場合には PGP署名は常に正しいと考えます。この変数は正しくない署名の場合でもコマンドの exit codeが 0の場合に使ってください。

pgp_long_ids

Type: boolean 
Default: no

セットされていると64ビット PGP キー ID を使います。アンセットだと普通の32ビットキー ID を使います。

pgp_replyencrypt

Type: boolean 
Default: yes

セットされていると、暗号化されているメッセージに返信すると自動的に PGP暗号化するようになります。

pgp_replysign

Type: boolean 
Default: no 

セットされていると、PGP 署名されているメッセージに返信すると自動的に PGP 署名するようになります。

注意: 暗号化されていて、かつ署名されているメッセージに対しては動作しません。

pgp_replysignencrypted

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると暗号化されたメッセージに返信する場合に自動的に PGP署名します。これは $pgp_replyencryptといっしょに使うといいでしょう。これを使うことで自動的に暗号化されたメッセージのすべてに署名をできるからです。これは pgp_replysign $pgp_replysignの持つ問題、つまりmuttが暗号化されたメッセージが署名されているかどうかを判別できないという問題に対する一つの解決法です。

pgp_retainable_sigs

Type: boolean 
Default: no 

これをセットすると署名され、暗号化されたメッセージは入れ子になったマルチパートメッセージとして multipart/signed と multipart/encryptedになります。

この設定は暗号化され署名されたメーリングリストなどのアプリケーションは便利でしょう。外側の (multipart/encrypted)レイヤーは内側の multipart/signedのパートを残して簡単に取り去れます。

pgp_show_unusable

Type: boolean 
Default: yes 

これがセットされていると PGP鍵の選択メニューに使うことのできない鍵も表示します。この使うことのできない鍵には取り消された鍵、有効期限がすぎた鍵、使用不可とマークされた鍵が含まれます。

pgp_sign_as

Type: string 
Default: "" 

1つ以上のキーペアを持っている場合に、どのプライベートキーを用いるかをこのオプションで指定します。キーを指定する際はキーIDの形式で指定することが推奨されています(例: "0x00112233")。

pgp_strict_enc

Type: boolean 
Default: yes

セットされていると、PGP/MIME署名されたメッセージは自動的に quoted-printableでエンコードされます。この変数をアンセットにすると、その署名が正しいものかどうかを確認できないような PGP 署名を生成するという問題を引き起こすかもしれないということに注意してください。ですから、自分が何をやっているかを正確にわかっている場合にのみ、変更を行ってください。

pgp_timeout

Type: number 
Default: 300 

指定された秒数の後、使われていないキャッシュされているパスフレーズを消します。

pgp_verify_sig

Type: quadoption 
Default: yes 

この変数が yesになっていると、つねに PGP/MIME署名が正しいかどうかを確かめます。この変数が ask-yesまたは ask-noになっていた場合は確かめるかどうかをたずねます。noになっていた場合は PGP/MIME署名を確かめません。

pgp_sort_keys

Type: sort order 
Default: address 

どのように PGP鍵メニューで項目を並べるかを指定します。使うことのできるのは、

address

ユーザーIDによってアルファベット順に並べます

keyid

キーIDによってアルファベット順に並べます

date

鍵の製作日時の順に並べます

trust

鍵の信用度に応じてならべます

並べ方を逆順にしたい場合には、'reverse-'を前につけてください。

pgp_create_traditional

Type: quadoption 
Default: no 

このオプションはある特定の状況で古いスタイルの PGP暗号化や PGP証明をするかどうかをコントロールします。Muttは us-ascii以外の文字セットが使われた場合と1つ以上の MIMEパートを含んでいる場合には自動的に PGP/MIMEを使うことに注意してください。それともう一つ、古いスタイルの PGPメッセージフォーマットを使うことはできる限りやめてください

pgp_decode_command

Type: string 
Default: "" 

このフォーマット用の文字列は application/pgpアタッチメントをデコードするコマンドを指定します。

この PGPコマンド用のフォーマットは printfに似た形をしています。

%p

パスフレーズが必要な場合は PGPPASSFD=0に展開され、それ以外の場合は空の文字列に展開されます。注意: これは %?といっしょに使うのがいいでしょう。

%f

メッセージを含んだファイルのファイル名に展開されます。

%s

証明を確認する場合に multipart/signedアタッチメントの署名のパートを含むファイル名に展開されます。

%a

$pgp_sign_asの値

%r

一つまたはそれ以上のキーID

あなたが使っている PGPのバージョンに合わせて、どのようにこれらの文字列を設定するかについては samples/サブディレクトリに入っている pgp*.rcや gpg.rcファイルを見てください。

pgp_getkeys_command

Type: string 
Default: "" 

muttが公開鍵の情報が必要なときに呼び出されるコマンドを指定します。%rがこのフォーマットで使われるただひとつの printfのような文字列です。

pgp_verify_command

Type: string 
Default: "" 

PGP/MIME署名が正しいかどうかを確認するためのコマンドです。

pgp_decrypt_command

Type: string 
Default: "" 

これは PGP/MIME暗号化されたメッセージを復号するコマンドです。

pgp_clearsign_command

Type: string 
Default: "" 

このフォーマットは古いスタイルの"clearsigned"PGPアタッチメントをつくるのに使われます。注意: このフォーマットはできるだけ使わないでください。

pgp_sign_command

Type: string 
Default: "" 

このコマンドは multipart/signed PGP/MIMEの本文パートのための切り離された(detached)PGP署名をつくるのに使います。

pgp_encrypt_sign_command

Type: string 
Default: "" 

これは結合したまま本文パートを署名、暗号化するコマンドを指定します。

pgp_encrypt_only_command

Type: string 
Default: "" 

これは署名なしで本文パートを暗号化するのに使うコマンドを指定します。

pgp_import_command

Type: string 
Default: "" 

ここで指定したコマンドで鍵をメッセージからユーザの公開鍵リングに入れます。

pgp_export_command

Type: string 
Default: "" 

ユーザのキーリングから公開鍵をエクスポートするコマンドを指定します。

pgp_verify_key_command

Type: string 
Default: "" 

これは鍵選択メニューから鍵の情報を確認するのに使うコマンドを指定します。

pgp_list_secring_command

Type: string 
Default: "" 

これは秘密鍵リングの内容をリストするコマンドです。出力のフォーマットは gpg --list-keys --with-colons で使われているのと同じようでなければなりません。

このフォーマットは muttについてくるユーティリティ pgpringも使っています。

pgp_list_pubring_command

Type: string 
Default: "" 

これは公開鍵リングの内容をリストするコマンドです。出力のフォーマットは gpg --list-keys --with-colons で使われているのと同じようでなければなりません。

このフォーマットは muttについてくるユーティリティ pgpringも使っています。

forward_decrypt

Type: boolean 
Default: yes 

メッセージを転送する際に暗号化されたメッセージをどう扱うかをコントロールします。この変数がセットされていると、暗号化の外側のレイヤーが取り除かれます。この変数は $mime_forwardがセットされ、そして $mime_forward_decodeがアンセットされている場合のみ使われます。

ssl_starttls

Type: quadoption 
Default: yes 

この変数がセットされていると(これがデフォルトです)、サーバの能力を調べるのに STARTTLSを使います。設定されていないとサーバの能力に関わらず、STARTTLSを使いません。

certificate_file

Type: path 
Default: "" 

この変数はあなたが信用する証明書(certificates)を保存するファイルを指定します。もし未知の証明書と出会った場合は、その証明書を受け入れるかどうかを聞いてきます。それを受け入れる場合にはこのファイルに保存され、それ以降は自動的に受け入れられます。

また自分で手動で CA 証明書(certificate)をこのファイルに加えることができます。これらの CA証明書のひとつで署名されたサーバ証明書も自動的に受け入れられます。

例: set certificate_file=/.mutt/certificates

ssl_usesystemcerts

Type: boolean 
Default: yes 

この変数が yesになっていると、muttはサーバ証明書が信用できる CAによって証明されてかどうかを確かめるのにシステム全体の証明書置き場の CA証明書を使います。

entropy_file

Type: path 
Default: "" 

SSLライブラリ関数を初期化するために使われるランダムデータを含むファイル。

ssl_use_sslv2

Type: boolean 
Default: yes 

この変数で SSL認証プロセスで SSLv2を使うかどうかを指定する。

ssl_use_sslv3

Type: boolean 
Default: yes 

この変数で SSL認証プロセスで SSLv3を使うかどうかを指定する。

ssl_use_tlsv1

Type: boolean 
Default: yes 

この変数で SSL認証プロセスで TLS v1を使うかどうかを指定する。

pipe_split

Type: boolean 
Default: no 

pipe-messageコマンド、tag- prefixオペレータといっしょに使います。この変数がセットされていない場合は、タグ付されたメッセージをパイプで送るときにメッセージを連結して一つのフォルダとして送ります。この変数がセットされていると、Muttはメッセージを一つずつ送ります。どちらの場合でもメッセージはいま並んでいる順番でパイプに送られ、各々のメッセージの後ろには $pipe_sepセパレータが付け加えられます。

pipe_decode

Type : boolean 
Default: no 

pipe-messageコマンドとともに使います。もしセットされていないと Muttは前処理をしません。セットされている場合はへッダを取り除き、メッセージの PGP/MIMEデコードを前処理として行ないます。

pipe_sep

Type: string 
Default: "/n"

タグ付けされた一連のメッセージを外部の Unixコマンドにパイプするときのセパレータを指定します。

pop_authenticators

Type: string 
Default: "" 

この変数には POPサーバにログインするための認証方法を試していく順序でコロンで区切って書いていきます。認証方法は user、apop、それに SASLの digest-md5、gssapi、cram-md5です。この変数は大文字、小文字を区別します。この変数が設定されていない場合は(これがデフォルトです)使える方法を一番安全なものから順に試していきます。

例: set pop_authenticators="digest-md5:apop:user"

pop_auth_try_all

Type: boolean 
Default: yes 

この変数がセットされていると、Muttはすべての利用可能な方法を使います。セットされていないと前の方法が利用可能で無い場合のみ次の方法を使います。つまりある方法が利用可能だが認証が失敗する場合には、POPサーバに接続されません。

pop_checkinterval

Type: number 
Default: 60 

この変数でどれくらいの間隔(秒数)で POPサーバに新着メールを見に行くかを設定します。

pop_delete

Type: quadoption 
Default: ask-no

もしセットされていれば fetch-mail機能を使った場合ダウンロードに成功したメッセージはPOPサーバから消します。もしセットされていない場合は POPサーバにメッセージを残しておきます。

pop_host

Type: string 
Default: "" 

fetch-mail機能を使うために POPサーバの名前を設定します。また標準とは異なるポート、ユーザ名、パスワードも指定できます。例:

[pop[s]://][username[:password]@]popserver[:port]

pop_last

Type: boolean 
Default: no

この変数がセットされている場合は fetch-mail機能を使って POPサーバから未読のメッセージを取り寄せるのに "LAST" POPコマンドを使おうとします。

pop_reconnect

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

POPサーバへの接続が切れた場合に再接続するかどうかを設定します。

pop_user

Type: string 
Default: ""

POPサーバへのログイン名を指定します。デフォルトはローカルシステムでのログイン名です。

pop_pass

Type: string 
Default: ""

POPアカウントのパスワードを指定します。この変数が設定されていない場合は、POPメールボックスを開けるときにパスワードの入力が求められます。注意:このオプションは確実に安全なマシンでのみ使ってください。スーパーユーザはあなたの muttrcファイルをあなたの許可無しで読むことができます。

post_indent_string

Type: string 
Default: ""

$attribution変数と同じように、返信の際に引用したメッセージの後ろにこの文を入れます。

postpone

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

すぐにメッセージを送信しない場合にメッセージを $postponedメイルボックスに保存するかどうかをコントロールする変数です。

postponed

Type: string 
Default: "~/postponed"

Muttは編集したメッセージの送信を延期することができます( postpone sending a message)。この変数は送信を延期したメールを保存するメールボックスを指定します。 $postpone変数も参照してください。

preconnect

Type: string 
Default: "" 

この変数は muttがサーバへの接続に失敗した場合に実行するシェルコマンドを指定します。これは ssh(1)を使って安全な接続経路を得るのに有効です。もしこのコマンドがゼロ以外の状態を返した場合、muttはサーバへの接続をあきらめます。例:

preconnect="ssh -f -q -L 1234:mailhost.net:143 mailhost.net sleep 20 < /dev/null > /dev/null"

この例では mailhost.net上の fooというメールボックスは {localhost:1234}fooで見えるようになります。

注意: この例がちゃんと動くには、リモートマシンにパスワードなしで接続できる必要があります。

print

Type: quadoption 
Default: ask-no 

印刷の前に確認のメッセージを出すかどうかをコントロールする変数です。間違ってよくp を押してしまう人に役立つでしょう。

print_command

Type: path
Default: "lpr" 

メッセージを印刷するために使うコマンドパイプを設定します。

print_decode

Type: boolean 
Default: yes 

print-messageコマンドといっしょに使います。このオプションがセットされている場合には $print_commandで指定した外部コマンドに渡す前にメッセージをデコードします。このオプションがセットされていない場合には、印刷のときに前処理はされません。後者の設定はあなたが正しく e-mailをファーマットすることができる優秀なプリンタフィルタを使っている場合には役に立つかも知れません。

print_split

Type: boolean 
Default: no 

これは print-messageコマンドの振る舞いを変えます。このオプションが設定されていると $print_commandで設定したコマンドが印刷するメッセージごとに実行されます。設定されてない場合は $print_commandで設定したコマンドは一度しか実行されず、それに form feedをメッセージセパレータとして結合したすべての印刷するメールが送り込まれます。

enscript(1)プログラムのメール印刷モードを使っている人はこのオプションを設定した方がいいでしょう。

prompt_after

Type: boolean 
Default: yes 

この変数をセットすると、外部のぺ-ジャー( $pager)を使っている場合、ぺ-ジャーを終了するときにすぐにインデックスメニューに戻るのではなく、実行するコマンドを聞いてくるようになります。セットしないと外部ぺ-ジャーを終了するとすぐにインデックスメニューに戻ります。

query_command

Type: string 
Default: "" 

外部にアドレスを問い合わせるコマンドを指定します。その中には %sという文字列が含まれている必要があり、これにユーザーが入力した問い合わせの文字列が代入されます。詳しくは queryを見てください。

quit

Type: quadoption 
Default: yes 

この変数は quitと exitが実際に muttを終了するかどうかをコントロールします。もし yesに設定してあるとすぐに終了し、noに設定してあると終了しません。そして ask-yesまたは ask-noに設定してある場合は終了する前に確認します。

quote_regexp

Type: regular expression
Default: "^([\t]*[|>:}#])+"

内蔵ぺ-ジャーがメッセージの本文の中のどこが引用部分かを決めるための正規表現です。

注意: 内蔵ぺ-ジャーが quotedxパターンを使うためには、引用部分の行頭の文字に正確に一致するように正規表現を設定する必要があります。

read_inc

Type: number 
Default: 10 

この変数が 0より大きい値をとっていた場合、メールボックスの今読み込んでいるメッセージの番号を表示します。この変数で設定した数ごとにどこまで読み込んだかを表示します (つまり25に設定されていれば、始めの25のメッセージを読み込んだときに25と表示され、次の25メッセージを読み込むと50と表示されます)。この変数は大きなメールボックスを読み込むのに時間がかかる場合にその進展状況を示すためのものです。

0に設定されている場合はメールボックスを読む前にメッセージがでるだけです。

$write_inc変数も参照してください。

read_only

Type: boolean 
Default: no

もしセットしてあると、すべてのフォルダーは read-onlyモードで開きます。

realname

Type: string 
Default: ""

メッセージを送るときにつける名前を設定します。デフォルトではこれは /etc/passwdのGCOS フィールドです。この変数はユーザが $from変数で名前を設定した場合には使われません。注意してください。

recall

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

新しいメッセージを編集するときに、送るのを延期したメッセージを読み込むかどうかの確認をコントロールします。 $postponedも参照してください。

この変数を yesにすることは一般的には役に立たず、お薦めできません。

record

Type: path
Default: ""

送信したメッセージをどのファイルに追加するかを指定します。(これは送信したメッセージを保存するための方法の1つです。他の方法は my_hdrコマンドを使って自分のメールアドレスの入った Bcc: フィールドをつくることです。)

$recordの値は $force_name$save_name変数、 fcc-hookコマンドで上書きされます。

reply_regexp

Type: regular expression
Default: "^(re([\[0-9\]+])*|aw):[ \t]*" 

返信されてきたメッセージを認識するための正規表現です。デフォルトでは英語の Re: とドイツ語の Aw: が使われます。

reply_self

Type: boolean 
Default: no

もしセットされていなくて自分からのメッセージに返信する場合、Muttはあなた以外にそのメッセージの受取人にメッセージを送りたいのだと仮定します。

reply_to

Type: quadoption 
Default: ask-yes 

もし設定されていれば、Muttはメッセージを返信する際に Reply-To: に書かれたアドレスのリストにメッセージを送りたいのかどうかを尋ねます。このオプションは Reply-To:がメーリングリストの宛先になっているなっているメーリングリストを読んでいて個人的なメッセージを送りたいような場合に便利です。

resolve

Type: boolean 
Default: yes

これが設定されていると今カーソルのあるメッセージを変更するコマンドを実行した場合、自動的に(削除されてない)次のメッセージにカーソルを移動します。

reverse_alias

Type: boolean 
Default: no 

この変数はエイリアスにメッセージの送り主があった場合、インデックスメニューにエイリアスの個人名を表示するかどうかをコントロールします。例えば、もし次のようなエイリアスがあり

alias juser abd30425@somewhere.net (Joe User)  

次のようなへッダーを持つメッセージを受け取ると、

From: abd30425@somewhere.net  

インデックスメニューに abd30425@somewhere.netのかわりに Joe Userが表示されます。これはある人のメールアドレスが(Compu$erveのアドレスのように)人間にわかりにくい場合に便利です。

reverse_name

Type: boolean 
Default: no 

あるコンピュータでメールを受け取り、それを別のコンピュータに移動し、別のコンピュータで返信するを場合があります。この変数をセットしておくとデフォルトの From: フィールドがメッセージを受け取ったコンピュータのものになります。セットしなければ From: は今いるコンピュータのものになります。

reverse_realname

Type: boolean 
Default: yes 

この変数は reverse_name機能の振る舞いを調整します。この変数がセットされている場合は来たメールが本当の名前を含んでいるとして、そのアドレスをそのまま使います。これがセットされていない場合は、 realname変数の設定を使いそのような名前を上書きします。

rfc2047_parameters

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、muttは RFC-2047-encoded MIMEパラメータをデコードします。muttが添付ファイルを =?iso-8859-1?Q?file=5F=E4=5F991116=2Ezip?=のようなファイル名で保存しますかときいてくるような場合は、この変数をセットしたくなるでしょう。

この変数を(muttの中で)対話的に設定した場合には、フォルダを変わるまで効果がでてきません。

RFC 2047のこの使用法は明示的に規格では禁止されているにも関わらず、使われているということに注意してください。。またこの変数をセットしても muttがそのような種類のエンコードを生成するようなことはありません。muttは無条件で RFC 2231において指定されるエンコーディングを使います。

sanitize_ja_chars

Type: boolean 
Default: unset

(jaパッチの拡張機能)このオプションを設定すると、日本語の機種依存文字を〓に置き換え、また、JIS X 0201 kana ( "ESC ) I" の場合のみ) を ? に置き換えて表示が乱れるの を防ぎます。ただし、JIS X 0201 kana が 8bit のままでてきた場合は処理しません。また、 $charset が EUC-JP に設定している場合は、EUC-JP には JIS X 0201 roman が含まれないため、受け取ったメッセージの ISO-2022-JP の文字列にそのエスケープシーケンスが含まれている場合、EUC-JP には変換できません。逆に、Shift_JIS には ASCII が含まれないため、受け取ったメッセージの ISO-2022-JP の文字列にそのエスケープシーケンスが含まれている場合は Shift_JIS には変換できません。そのため、 このようなケースの場合には文字化けが生じます。このオプションを設定すると、JIS X 0201 roman と ASCII のエスケープシーケンスを互いに置き換え、文字化けを防ぐことができます。

save_address

Type: boolean 
Default: no

この変数がセットされているとメールを保存するフォルダを選ぶときに muttは送り手のフルアドレスを使います。もし $save_name$force_nameがセットされていると fccフォルダの選択も同じように変更されます。

save_empty

Type: boolean 
Default: yes 

もしセットされない場合には保存されたメッセージの無いメールボックスはそのメールボックスを閉じるときに削除されます。(例外は $spoolfileでこれは決して削除されません)。もしセットされていれば、メールボックスは削除されません。

注意: これは mboxと MMDFフォルダのみに適応されます。MHと Maildirディレクトリは削除されません。

save_name

Type: boolean 
Default: no 

この変数は送信したメッセージのコピーをどのように保存するかをコントロールします。もしセットされていればメッセージの受取人のアドレスの名前のついたメールボックスがあるかどうかを確かめます (これは $folderディレクトリ内に受取人のアドレスのユーザネームと同じ名前のついたメールボックスがあるかどうかを確かめます)。もしあれば送信したメッセージのコピーがそのメールボックスに保存されます。そうでない場合には $recordメールボックスに保存されます。

$force_nameも参照してください。

score

Type: boolean 
Default: yes 

この変数をアンセットするとスコアが使えなくなります。 $score_threshold_delete変数などを使っている場合には、特定のフォルダでスコアを使えないようにするのがいい場合があるでしょう。

score_threshold_delete

Type: number 
Default: -1 

この変数と等しいかより低いスコアを持つメッセージは自動的に削除の対象に選ばれます。muttはつねにゼロ以上のスコアをつけるので、デフォルトの設定ではどのメッセージも削除の対象になりません。

score_threshold_flag

Type: number 
Default: 9999 

この変数の値よりも大きいスコアを持つメッセージは自動的にフラグが立てられます。

score_threshold_read

Type: number 
Default: -1 

この変数の値と等しい、またはより低いスコアを持つメッセージは自動的に既読のマークがつきます。muttはつねにゼロ以上のスコアをつけるので、デフォルトの設定ではどのメッセージも既読のマークはつきません。

send_charset

Type: string 
Default: "us-ascii:iso-8859-1:utf-8" 

メッセージを送信するときに使う文字セットのリストです。Muttはテキストを正確に変換できる最初の文字セットを使います。もしあなたが使っている $charsetが iso-8859-1ではなく受取り手が UTF-8を使えるかどうかわからないような場合には、よく使われている標準的な文字セット(例えば iso-8859-2、koi8-r、 iso-2022-jp)を iso-8859-1のかわりに使うか、iso-8859-1の後ろに挿入した方がいいでしょう。

sendmail

Type: string 
Default: "/usr/sbin/sendmail -oem -oi"

Muttから送信したメッセージを配送するプログラムと引数を指定します。Muttはその指定したプログラムが追加的なオプションを受取人のアドレスと解釈すると仮定しています。

sendmail_wait

Type: number 
Default: 0 

$sendmailプロセスがすぐに送るのをあきらめて配送をバックグランドにまわすまでの秒数を指定します。

Muttはこの変数を次のように解釈します。

>0      sendmailの終了まで待つ時間
0       sendmailの終了まで永遠に待つ
<0      常に待つこと無くバックグランドで sendmailを動かす 

もし 0以外の値を選んだ場合には、子プロセスからのアウトプットは一時ファイルに保存されます。何かエラーがあった場合にはどのファイルに子プロセスからの出力が入っているかを知らせます。

shell

Type: path
Default: "" 

サブシェルをつくるときのコマンドを指定します。デフォルトでは /etc/passwdのログインシェルが使われます。

sig_dashes

Type: boolean 
Default: yes

これがセットされていると $signatureの前に「--」を含んだ行が挿入されます。できるだけこの変数をアンセットしないでください。多くのプログラムが「-- \n」をシグニチャを探すために使っているからです。Muttもこの行を使って内蔵ぺ-ジャーでシグニチャに別の色を付けています。

sig_on_top

Type: boolean 
Default: no 

この変数を設定すると $signatureが引用文や転送メッセージよりも前に挿入されます。この変数はできるだけ設定しないでください。ネチケット違反として多くの人に非難されます。

signature

Type: path 
Default: "~/.signature"

送信するメッセージの最後につけるシグニチャ用のファイル名を指定します。もしファイル名がパイプ(|)で終わっている場合にはファイル名はシェルコマンドだと解釈され、その標準出力からインプットが読み込まれます。

simple_search

Type: string 
Default: "~f %s | ~s %s" 

どのようにシンプルサーチを本当のサーチパターンに展開するかを指定します。シンプルサーチは ~オペレータを含まないものです。サーチパターンについて詳しくは patternsを参照してください。

例えば単に joeを検索した場合、それを自動的にどのように展開するかをこの変数で指定します。デフォルトでは次のように展開されます。

~f joe | ~s joe

smart_wrap

Type: boolean 
Default: yes 

一行が内蔵ぺ-ジャーの横幅より長い場合にどのように表示するかをコントロールする変数です。もしセットすると、長い行は単語の区切りで折り返され、セットされてない場合にはスクリーンの端で折り返されます。

$markers変数も参照してください。

smileys

Type: regular expression
Default: "(>From )|(:[-^]?[][)(><}{|/DP])"

この変数はぺ-ジャーが $quote_regexpの失敗をなくすために使います。一番多い原因は行頭のスマイリです。

sleep_time

Type: number 
Default: 1 

フォルダからフォルダへ移動したり、メッセージを削除した場合に、画面に情報を表示するために一時停止する時間を秒数で指定します。デフォルトでは 1秒です。この値をゼロに設定すると一時停止しなくなります。

sort

Type: sort order
Default: date 

インデックスメニューの中でどのようにメッセージを並べ替えるかを設定します。使うことのできる値は次のものです。

また reverse-という接頭辞をつけて順序を逆にすることができます(例: set sort=reverse-date-sent)

sort_alias

Type: sort order
Default: alias 

エイリアスメニューの項目をどのように並べ替えるかを設定します。使うことのできる値は次のものです。

sort_aux

Type: sort order
Default: date

スレッドをソートするときに、この変数はスレッド間の順序やスレッドツリー内のサブスレッドをどのように並べ替えるかをコントロールします。この変数は $sortがとることのできる値をすべて使うことができますが、 threadsだけは使うことができません(threadsが設定された場合は date-sentが使われます)。また reverse-接頭辞以外に last-という接頭辞を使うことができますが、これを reverse-といっしょに使う場合は reverse-の後ろにつける必要があります。これは最新の孫スレッドの sort_auxの順で子スレッドを並べ替えます。例えば、set sort_aux=last-date-receivedは新しいメッセージがスレッド内に受け取られるとそのスレッドが一番最後に表示されることを意味します(もし set sort=reverse-threadsが設定されている場合には、一番初めです)。注意: $sortを逆順にしている場合は $sort_auxも逆順になります(これはおかしな設定なのですが、既存の設定をこわさないようにこのようにしています)。

sort_browser

Type: sort order
Default: subject 

ファイルブラウザで項目をどうやって並べ替えるかを設定します。デフォルトではアルファベット順で並べられます。使うことのできる値は次のものです。

また reverse-接頭辞をつけて順序を逆にすることができます (例: set sort_browser=reverse-date)

sort_re

Type: boolean 
Default: yes 

この変数は $strict_threadsがアンセットされた状態でスレッドをソートする場合にのみ効果があります。その場合、この変数はサブジェクトを使ってメッセージをスレッドに分類する方法を変えます。もし sort_reがセットされている場合はサブジェクトの先頭が $reply_regexpで設定される文字列の一部と一致しなければそのメッセージのスレッドには分類されません。sort_reがアンセットされている場合はサブジェクトの $reply_regexpに含まれない部分が一致しているとそのメッセージのスレッドに入ります。

spoolfile

Type: path
Default: "" 

もしスプールメールボックスが標準の場所になく、Muttが探し出せないときにこの変数で場所を指定します。この変数が設定されていない場合には自動的に環境変数 $MAILの値がこの変数に設定されます。

status_chars

Type: string 
Default: "-*%A" 

$status_formatの %rの表示に使う文字を設定します。一番初めの文字はメールボックスに変化が無い場合に使われ、2番目の文字はメールボックスに変化があり同期する必要がある場合に使います。3番目の文字はメールボックスがリードオンリまたはそのメールボックスを閉じるときに書き込みができない場合に使われます (書き込みの禁止のオン、オフは toggle-writeオペレータで行なえます。これは %キーに割り当てられています)。4番目の文字は今いるフォルダが添付メッセージモードで開かれている場合に使われます (このモードではある種の操作、例えば新しいメールの編集、返信、転送等ができません)。

status_format

Type: string 
Default: "-%r-Mutt: %f [Msgs:%?M?%M/?%m%?n? New:%n?%?o? Old:%o?%?d? Del:%d?%?F? 
Flag:%F?%?t? Tag:%t?%?p? Post:%p?%?b? Inc:%b?%?l? %l?]---(%s/%S)-%>-(%P)---"

この変数はインデックスメニューに表示されるステータス行のフォーマットを設定します。ここで使う文字列は $index_formatのものと似ていますが、printf()のような文字列を使えます。

%b      新着メールの入ったメールボックスの数 *
%d      削除されたメッセージの数 *
%h      ローカルホスト名
%f      今いるメールボックスのフルパス名
%F      フラグのついたメールの数 *
%l      (bytesで表した)今のメールボックスのサイズ *
%L      (bytesで表した)表示されているメッセージのサイズ (つまり今の制限を満たしているもの) *
%m      メールボックス内のメッセージの数 *
%M      表示されているメッセージの数 (つまり今の制限を満たしているもの) * 
%n      メールボックス内の新しいメッセージの数 *
%o      古い未読メッセージの数
%p      送信を延期しているメッセージの数 *
%P      インデックス内で何パーセントの位置にいるか
%r      <ref id="status_chars" name="$status_chars" >による modified/read-only/won't-write/attach-message インディケータ
%s      今の並べ替えのモード (<ref id="sort" name="$sort" >)
%S      今の aux並べ替えのモード (<ref id="sort_aux" name="$sort_aux" >)
%t      タグ付けされたメッセージの数 *
%u      未読メッセージの数
%v      Muttのバージョン
%V      もし設定されていれば今有効になっている制限(limit)のパターン *
 
%>X     残りの文字列を右揃し、Xで埋める
%|X     行末まで Xで埋める
 
* = ゼロで無い場合だけ表示するようにすることができる

上のいくつかのものは値がゼロ以外の場合のみ表示するようにすることができます。例えば、フラグのつけられたメッセージの数が 0以外の場合のみ表示させたいということがあるでしょう。そういう場合は次のような構文を使います。

%?<sequence_char>?<optional_string>?  

ここで sequence_charは前の表の文字で、optional_stringstatus_charが0以外の場合に表示させたい文字列です。optional_stringは普通のテキスト以外に前の表の文字列を使うことができますが、別の optional_stringをネストすることはできません。

次の例はメールボックス内の新着メッセージがゼロでない場合だけ表示されます。

        %?n?%n new messages.?  

また2つの文字列を状態に応じて使い分けることもできます。もし値がゼロの場合は始めの文字列が表示され、ゼロ以外の場合は2番目の文字列が表示されます。次のような構文を使います。

%?<sequence_char>?<if_string>&<else_string>?  

またこの文字列の前にアンダースコア(_)を接頭辞としてつけることによって、強制的に小文字で出力できるようになります。例えばローカルホスト名を小文字で表示したい場合は %_hを使ってください。

status_on_top

Type: boolean 
Default: no

ステータス行を画面の下にではなく一行目に表示します。

strict_mime

Type: boolean 
Default: set

(jaパッチの拡張機能)このオプションを解除すると、MIME に従っていないメッセージなど表示できるようになります。具体的には, charset の指定がないメッセージを表示します。 $assumed_charsetも見てください。さらに、 encoded-word と *text の 間の linear-white-space を space に置き換えます。これにより、MIME符号化された Subjectフィールドの表示が複数行にわかれることを防ぐことがで きます。

strict_threads

Type: boolean 
Default: no

この変数をセットするとメッセージをスレッドで $sortする場合に In-Reply-Toと Referencesフィールドだけが使われます。デフォルトではこの変数はセットされていなくて、その場合は同じサブジェクトを持つメッセージも同じスレッドに集められます。ただしこの設定がいつも望ましいわけではなく、例えば個人的なメールボックスでは多くの「hi」というサブジェクトを持った関係のないメッセージが集められることになります。

suspend

Type: boolean 
Default: yes

この変数をアンセットすると、ユーザが通常 control-Zに割り当てられている suspキーを押してもmuttはサスペンドしません。これは xterm -e muttのようなコマンドで muttを xtermの中で動かしているような場合に便利でしょう。

text_flowed

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされると、muttは text/plain; format=flowedである添付ファイルをつくります。このフォーマットはいくつかのメールソフトで扱いが簡単であり、通常は普通のテキストと同じように見えます。実際にこのフォーマットの機能を使う場合には、エディターでのサポートが必要になります。

このオプションがセットされると $indent_stringは無視されるので注意してください。

thread_received

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされていると、メッセージのスレッドをつくるのにメッセージを受け取った日付ではなく、メッセージを送った日付が使われる。

thorough_search

Type: boolean 
Default: no 

セクション patternsで説明した ~b~hサーチオペレータに影響を与えます。セットされていた場合は検索されるメッセージのへッダ、本文、添付ファイルがサーチの前にデコードされます。セットされていない場合はメッセージはフォルダの中に表示された形で検索されます。

tilde

Type: boolean 
Default: no 

この変数がセットされると、内蔵ぺ-ジャーは画面の空白行を画面の下まで(~)で表します。

timeout

Type: number 
Default: 600 

この変数はタイムアウトして新しいメールをチェックする前にメインメニューでキー入力を待つ時間を秒数でコントロールします。この値が 0以下の場合は永遠にタイムアウトしません。

tmpdir

Type: path
Default: "" 

メッセージの表示や編集のためにつくる一時ファイルを置くディレクトリを設定します。

to_chars

Type: string 
Default: " +TCFL" 

メッセージの宛先の状態を表示する文字を設定します。1番始めの文字はあなた宛ではないメールの場合に使われます (デフォルトはスペースです)。2番目の文字はあなただけがそのメッセージの受取人である場合に使われます。3番目の文字はあなたのアドレスが TO へッダフィールドにあるがあなた以外にも受取人がいる場合に使われます (デフォルトは T)。4番目の文字はあなたのアドレスが CC へッダフィールドにあるがあなた以外にも受取人がいる場合に使われます (デフォルトは C)。5番目の文字はそのメッセージはあなたが送信したことを表します。6番目の文字はあなたが購読しているメーリングリストにあてられたメールを表すものです(デフォルトは L)。

tunnel

Type: string 
Default: "" 

この変数を設定すると socketを開くかわりにコマンドにパイプを開きます。これを使って IMAP/POP3サーバへの認証前の接続をどのようにするかを設定することができます。

例:

tunnel="ssh -q mailhost.net /usr/local/libexec/imapd"

注意: この例がちゃんと作動するにはリモートマシンにパスワードなしで入れなければなりません。

tree_chars

Type: boolean 
Default: unset

(jaパッチの拡張機能)vt-100 非互換端末 では ACS 文字を表示できません。このオプションを設定すると、スレッドや添付ファイルのツリーを表示する際に任意の文字を設定することができます。例えば, 日本語であれば、JIS 0208の罫線を用いることもできます。文字の設定は $tree_llcorner$tree_ulcorner$tree_ltee$tree_hline$tree_vlineで行います。ただし、設定ファイルの記述で用いられる文字符号化方式と $charset に設定したものを同じにしてください。デフォルトでは $ascii_charsをセットしたときに使われる文字を使って表示します。設定例:JIS X 0208 の罫線を用いた例

set tree_chars=yes 
set tree_llcorner="└" 
set tree_ulcorner="┌" 
set tree_ltee="│" 
set tree_hline="─" 
set tree_vline="│"

tree_llcorner

Type: string 
Default: "`"

(jaパッチの拡張機能) $tree_charsを参照。

tree_ulcorner

Type: string 
Default: ","

(jaパッチの拡張機能) $tree_charsを参照。

tree_ltee

Type: string 
Default: "|"

(jaパッチの拡張機能) $tree_charsを参照。

tree_hline

Type: string 
Default: "-"

(jaパッチの拡張機能) $tree_charsを参照。

tree_vline

Type: string 
Default: "|"

(jaパッチの拡張機能) $tree_charsを参照。

use_8bitmime

Type: boolean 
Default: no

警告: -B8BITMIMEフラグをサポートする sendmail (つまりsendmail 8.8.x)を使っているか、メールを送信できない場合にのみこの変数をセットしてください。

これをセットすると 8-bitメッセージを送る場合、 $sendmail-B8BITMIMEフラグをつけて起動し ESMTPネゴシエーションができるようにします。

use_domain

Type: boolean 
Default: yes

この変数がセットされていると muttはすべてのローカルアドレス(@hostパートがつかないもの)に $hostname変数を修飾します。unsetされた場合には修飾しません。

use_from

Type: boolean 
Default: yes 

この変数がセットされるとメッセージを送信するときに From: へッダフィールドがつくられます。unsetされている場合には my_hdrコマンドで明示的に設定しない限り From: へッダフィールドがつくられません。

user_agent

Type: boolean 
Default: yes 

この変数がセットされていると送信するメッセージに User-Agentへッダがつき、どのバージョンの muttがそのメッセージを書くのに使われたかを知らせます。

visual

Type: path
Default: ""

内蔵エディタで ~vコマンドが与えられたときに実行するビジュアルエディタを指定します。

wait_key

Type: boolean 
Default: yes 

shell-escape、 pipe-message、 pipe-entry、print-message、 print-entryコマンドの後で Muttがキーを入力するようにたずねるかどうかをコントロールします。

また auto_viewで添付ファイルを見る場合、対応する mailcapの項目に needsterminalフラグがついていて外部プログラムを対話的に使う場合にも使われます。

この変数がセットされていると Muttは常にキー入力を求めます。unsetされている場合には外部コマンドがゼロ以外の値を返した場合のみキー入力を待ちます。

weed

Type: boolean 
Default: yes 

セットされているとメッセージを表示、転送、印刷、返信するときにへッダを取り除きます。

wrap_search

Type: boolean 
Default: yes

メールボックスの最後で検索を終えるかどうかをコントロールします。

この変数がセットされている場合には、検索は最初の(または最後の)メッセージで終わりますが、unsetされた場合には終わりません。

wrapmargin

Type: number 
Default: 0 

muttのページャが文章の右揃えをするときにターミナルの右にどれだけのマージンを残しておくかをコントロールします。

write_inc

Type: number 
Default: 10 

メールボックスに書き込む際に進行の状況を知らせるために終わったメッセージの数をいくつごとに表示するかを設定します。0の場合にはメールボックスに書き込む前にメッセージがでるだけです。

$read_inc変数も参照してください。

write_bcc

Type: boolean 
Default: yes 

送信用のメッセージを書いているときに Bccへッダを muttが書くかどうかをコントロールします。Eximユーザに便利な機能です。

6.4 Functions

この章ではメニューごとに使うことのできる関数を一覧表にしています。デフォルトでのキーへの割り当てとその関数の説明が関数名の後に書いてあります。これらの関数のキーの割り当ては bindコマンドを使って変えることができます。

generic

genericは本当のメニューではなく、ここではぺ-ジャーとエディタ以外のすべてのメニューで共通に使える関数(移動等)をまとめてあります。このセクションの関数のキーの割り当てを変えるとすべてのメニューに影響します。

bottom-page               L   最後のページに行く 
current-bottom    not bound   スクリーンの最下位置エントリに移動 
current-middle    not bound   スクリーンの中央位置エントリに移動
current-top       not bound   スクリーンの最上位置エントリに移動
enter-command             :   muttrcの命令を入力 
exit                      q   このメニューから抜ける 
first-entry               =   最初のエントリに移動
half-down                  ]  ページを半分下にスクロール 
half-up                   [   ページを半分上にスクロール 
help                       ?  このスクリーン
jump                  number   インデックス番号に飛ぶ
last-entry                 *   最後のエントリに行く 
middle-page                M   ページのまん中に行く 
next-entry                 j   次のエントリに行く 
next-line                  >   一行スクロール・ダウン 
next-page                  z   次ページへ行く
previous-entry             k  前のエントリに行く 
previous-line              <  一行スクロール・アップ 
previous-page              Z  前のページに行く 
refresh                   ^L  画面をクリアして描き直す 
search                     /  正規表現検索
search-next                n  次のマッチを検索 
search-opposite    not bound  逆順にパターンを検索
search-reverse         Esc /  逆順の正規表現検索 
select-entry             RET  このエントリを選ぶ 
shell-escape               !  サブシェルでコマンドを起動 
tag-entry                  t  メッセージにタグを付ける 
tag-prefix                 ;  タグ付メッセージに次の関数を適用 
top-page                   H  ページの最初に行く

index

bounce-message            b   メッセージを他のユーザに再送する 
change-folder             c   別のフォルダをオープン 
change-folder-readonly <Esc>c リード・オンリーモードで別のフォルダを開く 
check-traditional-pgp  ESC P   古い pgp をチェックする
clear-flag                W   メッセージのステータス・フラグをクリア
collapse-all           <Esc>V   すべてのスレッドを collapse/uncollapse 
collapse-thread      <Esc>v   このスレッドを collapse/uncollapse 
copy-message              C   メッセージをファイルやメールボックスにコピー 
create-alias              a   メッセージの送信者をエイリアスに 
decode-copy          <Esc>C   text/plainにデコードしてコピー 
decode-save          <Esc>s   text/plainにデコードしてコピー、かつ削除 
delete-message            d   このエントリを削除 
delete-pattern            D   パターンにマッチしたメッセージを削除 
delete-subthread     <Esc>d   サブスレッドのメッセージをすべて削除
delete-thread            ^D   スレッドのメッセージをすべて削除 
display-address           @   送信者のフル・アドレスを表示する 
display-toggle-weed       h   へッダを取り除いてメッセージを表示するかどうかのトグル
display-message    <Return>   メッセージを表示する 
edit                       e   現在のメッセージを編集 
edit-type                 ^E   現在のメッセージの Content-Typeを編集 
exit                      x   このメニューから抜ける 
extract-keys             ^K   PGP公開鍵を取り出す
fetch-mail                G   POPサーバからメールを取ってくる 
flag-message              F  「重要な」フラグのトグル 
forget-passphrase        ^F   メモリーから PGPパスフレーズを消去
forward-message           f   コメント付でメッセージをフォワード 
group-reply               g   すべての受信者にリプライ 
limit                     l   パターンにマッチしたメッセージだけ表示 
list-reply                L   メーリング・リスト宛てにリプライ 
mail                      m   新たなメッセージ作成 
mail-key              ESC k   PGP公開鍵をメールする
next-new              <Tab>   次の新着メッセージへ飛ぶ 
next-subthread       <Esc>n   次のサブスレッドへ飛ぶ 
next-thread              ^N   次のスレッドへ飛ぶ 
next-undeleted            j   削除マークのない次のメッセージ行く 
next-unread       not bound   次の未読メッセージに移動
parent-message           P   スレッド内で親メッセージにジャンプする 
pipe-message             |   メッセージ/添付文書を shellコマンドにパイプする
previous-new     <Esc><Tab>   前の新着メッセージへ飛ぶ 
previous-page             Z   move to the previous page 
previous-subthread   <Esc>p   前のサブスレッドへ飛ぶ 
previous-thread          ^P   前のスレッドへ飛ぶ 
previous-undeleted        k   削除マークのない最後のメッセージ行く 
previous-unread    not bound   前の未読のメッセージに移動
print-message             p   このエントリを印刷 
query                     Q   外部プログラムにアドレスを問い合わせる
quit                      q   変更をメールボックスにセーブ後終了 
read-subthread       <Esc>r   このサブスレッドを読んだことにする 
read-thread              ^R   このスレッドを読んだことにする 
recall-message            R   書きかけのメッセージを使う 
reply                     r   メッセージにリプライする 
resend-message         ESC e   MIME構造を保存したメッセージの再送 
save-message              s   メッセージや添付文書をファイルにセーブ 
set-flag                  w   メッセージのステータス・フラグをセット 
show-limit           <Esc>l   active limit pattern の現在の値を表示 
show-version              V   Muttのバージョンと日付を表示 
sort-mailbox              o   メッセージをソートする 
sort-reverse              O   メッセージを逆順にソートする 
sync-mailbox              $   変更をメールボックスにセーブ 
tag-pattern               T   パターンにマッチしたメッセージにタグを付ける 
tag-thread            <Esc>t   このスレッドにタグを付ける 
toggle-new                  N   メッセージの「新着」フラグをトグル
toggle-write               %   メールボックスを書き戻すかどうかトグル 
undelete-message           u   エントリの削除マークを取る 
undelete-pattern           U   patternにマッチしたmessageの削除マークを取る 
undelete-subthread    <Esc>u   サブスレッドの削除マークをすべて取る 
undelete-thread           ^U   スレッドの削除マークをすべて取る 
untag-pattern             ^T   パターンにマッチしたメッセージのタグを取る 
view-attachments           v   MIMEの添付文書を表示

pager

bottom                 not bound   メッセージの最後に飛ぶ 
bounce-message            b   メッセージを他のユーザに再送する 
change-folder             c   別のフォルダをオープン 
change-folder-readonly <Esc>c リード・オンリーモードで別のフォルダを開く 
check-traditional-pgp  ESC P   古い pgp をチェックする
copy-message              C   メッセージをファイルやメールボックスにコピ ー
create-alias              a   メッセージの送信者をエイリアスに加える
decode-copy          <Esc>C   text/plainにデコードしてコピー 
decode-save         <Esc>s   text/plainにデコードしてコピー、かつ削除 
delete-message            d   このエントリを削除 
delete-subthread     <Esc>d   サブスレッドのメッセージをすべて削除 
delete-thread            ^D   スレッドのメッセージをすべて削除
display-address           @   送信者のフル・アドレスを表示する 
display-toggle-weed       h   へッダを取り除いてメッセージを表示するかどうかのトグル
edit                      e   このメッセージを再送信のため編集 
edit-type                ^E   現在のメッセージの Content-Typeを編集 
enter-command             :   muttrcの命令を入力 
exit                      i   メインメニューに戻る 
extract-keys             ^K   PGP公開鍵を取り出す
flag-message              F   「重要な」フラグのトグル 
forget-passphrase        ^F   メモリーから PGPパスフレーズを消去する
forward-message           f   コメント付でメッセージをフォワード 
group-reply               g   すべての受信者にリプライ 
half-down         not bound   ページを半分下にスクロール 
half-up           not bound   ページを半分上にスクロール 
help                      ?   このスクリーン 
list-reply                L   メーリング・リスト宛てにリプライ
mail                      m   新たなメッセージ作成 
mail-key              ESC k   PGP公開鍵をメールする
mark-as-new               N   メッセージの「新着」フラグをトグル 
next-entry                J   次のエントリに行く 
next-line          <Return>   一行スクロール・ダウン 
next-new              <Tab>   次の新着メッセージへ飛ぶ 
next-page           <Space>   次ページへ行く 
next-subthread       <Esc>n   次のサブスレッドへ飛ぶ 
next-thread              ^N   次のスレッドへ飛ぶ 
next-undeleted            j   削除マークのない次のメッセージ行く 
next-unread       not bound   次の未読メッセージへ飛ぶ
parent-message           P   スレッド内で親メッセージにジャンプする 
pipe-message              |   メッセージ/添付文書をpipeでshellコマンドに 
previous-entry            K   前のエントリに行く 
previous-line   <BackSpace>   一行スクロール・アップ 
previous-new      not bound   前の新着メッセージへ飛ぶ 
previous-page             -   前のページに行く 
previous-subthread   <Esc>p   前のサブスレッドへ飛ぶ 
previous-thread          ^P   前のスレッドへ飛ぶ 
previous-undeleted        k   削除マークのない最後のメッセージ行く 
previous-unread   not bound   前の未読メッセージへ飛ぶ
print-message             p   このエントリを印刷 
quit                      Q   変更をメールボックスにセーブ後終了 
read-subthread       <Esc>r   このサブスレッドを読んだことにする 
read-thread              ^R   このスレッドを読んだことにする 
recall-message            R   書きかけのメッセージを使う 
redraw-screen            ^L   画面をクリアして描き直す 
reply                     r   メッセージにリプライする 
save-message              s   メッセージや添付文書をファイルにセーブ 
search                    /   正規表現検索 
search-next               n   次のマッチを検索 
search-opposite   not bound   逆順にパターンを検索 
search-reverse       <Esc>/   逆順の正規表現検索 
search-toggle             \   検索パターンの色をトグル
shell-escape              !   サブシェルでコマンドを起動 
show-version              V   Muttのバージョンと日付を表示 
skip-quoted               S   引用部テキストをスキップ 
sync-mailbox              $   メールボックスへの変更を保存 
tag-message               t   メッセージにタグを付ける 
toggle-quoted             T   引用部を表示する/しないのトグル 
top                       ^   メッセージの最初に飛ぶ 
undelete-message          u   エントリの削除マークを取る 
undelete-subthread   <Esc>u   サブスレッドの削除マークをすべて取る 
undelete-thread          ^U   スレッドの削除マークをすべて取る 
view-attachments          v   MIMEの添付文書を表示

alias

search                     /   正規表現による検索
search-next                n   次を検索
search-reverse         ESC /   逆方向に正規表現で検索

query

create-alias               a   メッセージの送り主からエイリアスを作成 
mail                       m   新しいメッセージを作成
query                      Q   外部プログラムを使ってのアドレスの問い合わせ
query-append               A   今の結果に新しい問い合わせの結果を付け加える
search                     /   正規表現による検索
search-next                n   次を検索
search-opposite    not bound   逆方向に次の検索
search-reverse         ESC /   逆方向に正規表現で検索

attach

bounce-message             b   他のユーザーにメッセージを再送する
collapse-parts             v   サブパートの表示のトグル
delete-entry               d    今いる項目を削除する
display-toggle-weed       h   へッダを取り除いてメッセージを表示するかどうかのトグル
edit-type                ^E   現在のメッセージの Content-Typeを編集 
extract-keys              ^K    PGP公開鍵を取り出す
forward-message            f   コメントをつけてメッセージをフォワード
group-reply                g   すべての受信者にリプライ
list-reply                 L   メーリング・リスト宛てにリプライ
pipe-entry                 |   メッセージ/添付文書をpipeでshellコマンドにわたす
print-entry                p   この項目を印刷
reply                      r   メッセージにリプライする
resend-message         ESC e   MIME構造を保存したメッセージの再送 
save-entry                 s   メッセージ/添付文章をファイルに保存
undelete-entry             u   項目の削除マークをとる
view-attach              RET   必要なら mailcapエントリを使って添付ファイルを表示
view-mailcap               m   強制的にmailcapを使って添付文書を読む
view-text                  T    添付文書をテキストとして読む 

compose

attach-file                a   このメッセージにファイルを添付する 
attach-message             A   このメッセージにメッセージを添付する 
attach-key             ESC k   PGP公開鍵を添付 
copy-file                  C   メッセージや添付文書をファイルにセーブ 
detach-file                D   このエントリを削除 
display-toggle-weed       h   へッダを取り除いてメッセージを表示するかどうかのトグル
edit-bcc                   b   BCCリストを編集する 
edit-cc                    c   CCリストを編集する 
edit-description           d   この添付文書の内容説明文を編集 
edit-encoding            ^E   添付文書のcontent-trasfer-encodingを編集 
edit-fcc                  f   メッセージをセーブするファイル名を入力 
edit-file               ^Xe   添付するファイルを編集する 
edit-from            <Esc>f   fromフィールドを編集する 
edit-headers              E   メッセージをヘッダとともに編集する
edit                      e   メッセージを編集する 
edit-mime                 m  添付文書をmailcapエントリを使って編集する 
edit-reply-to             r   Reply-Toフィールドを編集する 
edit-subject              s   メッセージのサブジェクトを編集 
edit-to                   t   TOリストを編集する 
edit-type                ^T  添付文書の attachment type を編集 
filter-entry             F   shell のコマンドを使って添付文書を filterに 
forget-passphrase         ^F   メモリから PGPパスフレーズを消去
ispell                     i   メッセージに ispellを実行する 
new-mime                   n   mailcapエントリを使って添付文書を作成する 
pgp-menu                   p   PGPのオプションを表示
pipe-entry                 |   メッセージ/添付文書をpipeでshellコマンドに 
postpone-message           P   このメッセージ「書きかけ」にする 
print-entry                l   このエントリを印刷 
rename-file                R   添付文書をリネーム(移動)する 
send-message               y   メッセージ送信 
tag-entry                  T   メッセージにタグを付ける 
toggle-unlink              u   送信した後ファイルを消すかどうかのトグル 
view-attach         <Return>   必要ならmailcapエントリを使って添付を表示 
write-fcc                  w   フォルダにメッセージを書く 

postpone

delete-entry               d   この項目を削除
undelete-entry             u   この項目の削除マークを消す 

browser

change-dir                 c   ディレクトリを変更する 
check-new                TAB  新着メールのあるメールボックスをチェックする
enter-mask                 m   ファイル・マスクを入力 
search                     /   正規表現による検索
search-next                n   次を検索
search-reverse         ESC /   正規表現による反対方向の検索
select-new                N   このディレクトリ中の新しいファイルを選択する 
sort                       o   メッセージをソートする 
sort-reverse               O   メッセージを逆順にソートする 
toggle-mailboxes         TAB   メールボックスを見るか、すべてのファイルを見るかのトグルスイッチ
view-file              SPACE   ファイルを見る
subscribe               s いまいる メールボックスを購読(subscribe)する(IMAPのみ) 
unsubscribe                u   いまいるメールボックスを購読からはずす。(unsubscribe)(IMAPのみ) 
toggle-subscribed          T   toggle view all/subscribed mailboxes (IMAP Only)
toggle-subscribed          T   すべてのメールボックスを見るか購読しているもののみ見るかのトグルスイッチ (IMAPのみ)

pgp

view-name                  %   鍵のユーザ IDを見る
verify-key                 c   PGP公開鍵の確認

editor

backspace          BackSpace   カーソルの前の文字を消去
backward-char             ^B   カーソルを一文字左に移動
backward-word          ESC b   前の単語にカーソルを移動
bol                       ^A   行頭へジャンプ
buffy-cycle          Space    新着メールのメールボックスの間をまわる。
capitalize-word        ESC c   単語の先頭の文字を大文字にする
complete                 TAB   ファイル名またはエイリアスを補完
complete-query            ^T   問い合わせを使ってアドレスを補完
delete-char               ^D   カーソルの下の文字を消去
downcase-word         ESC l   カーソルのある単語のすべての文字を小文字にする
eol                       ^E   行末にジャンプ
forward-char              ^F   カーソルを一文字右の移動
forward-word           ESC F  カーソルを次の単語へ移動
history-down       not bound   ヒストリリストをスクロールダウン
history-up         not bound   ヒストリリストをスクロールアップ
kill-eol                  ^K   カーソルから行末までの文字を消去
kill-eow               ESC d   カーソルから単語の最後までの文字を削除
kill-line                 ^U   一行すべての文字を消去
kill-word                 ^W   カーソルの前の単語を消去
quote-char                ^V   次にタイプするキーを引用
transpose-chars    not bound   カーソルの下の文字を以前のものと置き換える
upcase-word             ESC u  カーソルのある単語のすべての文字を大文字にする


次のページ 前のページ 目次へ